Chromebookで解説動画も作れる! スクショと録画機能を解説 - 窓の杜

Chromebookかんたん使いこなし術

第2回

「Chrome OS」のスクリーンショット機能

 4回にわたってChromebookとそのOS「Chrome OS」の使いこなしを解説する本特集。第2回となる今回は、「Chrome OS」でスクリーンショットを撮影する方法を詳説する。デスクトップ画面の様子を撮影し、画像ファイルとして保存するスクリーンショット機能は、面白いシーンやお気に入りの場面を残しておきたいだけではなく、エラーや不具合に遭遇したり、使い方がわからないので詳しい人に聞きたい場合にも役立つ。最近の「Chrome OS」にはスクリーンショットを動画として記録する機能も追加されているので、実況動画を作成することも可能だ。併せて活用したい。

キーボードショートカットでスクリーンショットを撮影する

 もしChromebookにキーボードが付属しているのであれば、[Ctrl]+[ウィンドウを表示]キーがもっともお手軽だ。デスクトップ全体のスクリーンショットが撮影され、デスクトップ右下に通知が表示される。

[Ctrl]+[ウィンドウを表示]キーでデスクトップ全体のスクリーンショットを撮影(公式ドキュメント「Chromebook の使い方」より)デスクトップ右下に通知が表示される

Chromebookで解説動画も作れる! スクショと録画機能を解説 - 窓の杜

 デスクトップ全体ではなく、デスクトップの一部や特定のウィンドウを撮影したい場合は、[Ctrl]+[Shift]+[ウィンドウを表示]キーを押す。するとデスクトップにキャプチャー(撮影)ツールが表示されるだろう。[Shift]キーは[Alt]キーに変えてもほぼ同じ動作だ。

[Ctrl]+[Shift]+[ウィンドウを表示]キーでデスクトップの一部や特定のウィンドウを撮影(公式ドキュメント「Chromebook の使い方」より)デスクトップにキャプチャーツールが表示される

 キャプチャーツールのコマンドバーは、左から順に以下の機能を持つ。

 キャプチャーを中止したい場合は、コマンドバーの[閉じる]ボタンを押す。キーボードを利用しているならば、[Esc]キーを利用してもよい。

マウス・タッチ操作でスクリーンショットを撮影する

 Chromebookにキーボードがない・キーボードを取り外している場合は、マウス操作やタッチ操作でもキャプチャーツールを起動できる。シェルフ右端のステータス領域(時計などが表示されているエリア)をタップしてクイック設定メニューへアクセスし、[スクリーン キャプチャー]コマンド(□で囲った丸アイコン)をタップするだけだ。

シェルフ右端のステータス領域をタップしてクイック設定メニューへアクセスし、[スクリーン キャプチャー]コマンドをタップ

画面を録画する

 デスクトップ画面を録画するには、キャプチャーツールを録画モードに切り替える。スクリーンショットと同様、デスクトップ全体・選択範囲・ウィンドウの3つの撮影対象が選べる。

 撮影対象の選択が完了すると、3秒のカウントダウンのあと、撮影が開始される。録画を停止するには、シェルフに表示される停止アイコンをクリックすればよい。

シェルフ右端のステータス領域をタップしてクイック設定メニューへアクセスし、[スクリーン キャプチャー]コマンドをタップ

撮影・録画したデータはどこに保存されるの?

 撮影・録画が完了すると、デスクトップ右下に通知が現れ、スクリーンショットの確認や編集、削除が行える(前述)。このとき、スクリーンショットはクリップボードにも自動コピーされるので、「Twitter」や「Gmail」、「はてなブログ」など、クリップボードからの貼り付けに対応したWebサービスであれば、撮影したスクリーンショットをそのまま貼り付けて利用できる。

撮影したスクリーンショットはクリップボードにコピーされる。「ファイル」アプリの指定フォルダーで閲覧することも可能

 撮影・録画したデータの保存先は、以下の通り。シェルフを上方向にスワイプしてランチャーを開き、「ファイル」アプリを探して起動しよう。サイドパネルから所定のフォルダーへアクセスすると、データが格納されているはずだ。

 また、「マイ ファイル」-[ダウンロード]フォルダーからも利用できる。「Chrome OS 89」以降であれば、シェルフに設けられた「トート」から最近のスクリーンショットへアクセスすることも可能だ。わざわざ「ファイル」アプリを開かなくても気軽にファイルをチェックできる。

最新の「Chrome OS」ならば「トート」にもスクリーンショットが格納されるサムネイルの右クリックメニューで追加のコマンドが利用可能

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