自己破壊機能付き。物理キーで暗証番号を入力するカラフルなHDDとSSD

ハードディスクなのにカラフルなのがオサレ。

USB 3.1を使った高速転送を行ない、物理キーで7〜15桁の暗証番号を打ち込まないと使えず、軍規格の暗号化を実現した外付けHDD&SSD「diskAshur2」が、iStorageから発売されています。

たとえば他人から絶対に見られてはいけない出納帳や、妄想が大爆発した個人的な日記など…流出したらマズいデータは全部コレに突っ込んでおけばOKです。

セキュリティーに関するユニークな点はいくつもありますが、とにかく目を引くのが黒、赤、緑、青の4色といったカラバリがあるところ。思わずひとつ欲しくなりますね。

暗証番号を15回間違えると自己破壊機能が作動

管理者用の暗証番号とは別に、管理者はユーザー用の番号が設定できます。番号は5回押し間違えるとフリーズされ、そうなると一度PCを再接続しないと再入力ができません。そでもまた5回間違えると再び起動しなくなり、合計14回の誤入力を繰り返すと、今度は上向き矢印のシフトボタンを押しながら初期時の番号を押さないといけなくなります。そして15回目には攻撃を受けていると判断し、自己破壊機能が作動してデータをすべて消去。すべてが工場出荷時にリセットされる仕組みになっているのです。

自己破壊機能付き。物理キーで暗証番号を入力するカラフルなHDDとSSD

ついでに、ユーザーが設定した番号でも自己破壊を行います。悪の組織に拷問されたときは、この番号を言うようにしましょう。

またこのHDDは/SSDは、独自のメカニズムで動作するので、いかなるOSにも頼らずデータを保護するのも推しポイントとなっており、PCから抜いたりUSBからの給電がなくなると自動的にロックします。

全パーツをエポキシ樹脂でコーティング

そして持ち去り防止のためにワイヤーで繋いでおくためのスロットがあり、キーだけでなく全部のパーツがエポキシ樹脂でコーティングされているので、物理的に破壊しないと分解できない仕様なのだそうです。

信頼できるセキュリティー性能

これはAES-XTS 256ビットの暗号化技術を使っており、「diskAshur2」はPOPULAR MECHANICSでの独自の検証結果により、100点中98点というスコアでもっともセキュリティー性が高いHDDとして選ばれました。

目的に応じて種類が豊富

HDDは500GB(約2万1500円)と、1TB(約2万9600円)、2TB(約3万9000円)、3TB(約4万4500円)、4TB(約5万2600円)、5TB(約6万700円)の6種類があります。

SSDなら128GB(1万7400円)、256GB(約2万1500円)、512GB(約3万1000円)及び1TB(約4万3100円)、2TB(約7万9600円)、4TB(約13万5000円)、8TB(約22万9,700円)の7種類があります。

サイズは高さ124mm、幅84mm、奥行き19mm(3~5TBは27mm)と、携帯性に優れているので持ち運びが楽チン。カフェなどで知らない人が見たら、クレジットカードの決済機かな? と思われるでしょうね。

Source: POPULAR MECHANICS, Instagram, Twitter via iStrage via Mashable

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