ガラケーが使えるおすすめの格安SIM3社の料金プランを徹底比較!注意点やメリット・デメリットも紹介!
「高機能なスマートフォンは使いこなせない」「シンプルなガラケーで十分」このように、あえてガラケーを使い続ける方も少なくありません。
最近では格安SIMキャリアが増え、携帯の利用料は値下がり傾向にあります。そんな格安SIMをガラケーでも使えれば、今よりさらにお得に利用できると考える方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ガラケーが使えるおすすめの格安SIMを徹底比較し、注意点やメリット・デメリットについても紹介します。
この記事を読めば、月々の携帯使用料をさらに安くできるはずなので、ぜひ参考にしてみてください。
格安SIMでもガラケーは使えるの?
格安SIMでもガラケーを使うことは可能です。ただし、ガラケー専門の格安SIMはありません。そのため、契約したい格安SIMがガラケーに対応しているか確認しておく必要があります。
格安SIMでガラケーを使うには、次のような3つの方法があります。
1 SIMフリーのガラケーに格安SIMを挿入する2 キャリアで購入したガラケーに格安SIMを挿入する3 格安キャリアでガラケーをセット購入する
SIMフリーのガラケーに格安SIMを挿入する
1つ目は、SIMフリーのガラケーに格安SIMを挿入する方法です。「ガラケーの機種にこだわりはなく、とにかく安く済ませたい方」「中古品や海外製品でもいい」方に向いています。SIMフリーのガラケーを自身で用意し、契約したい格安SIMキャリアでSIMカードだけ購入します。
大手キャリアのガラケーを購入するより安く済む方法ですが、ガラケーで使用できるのは「通話」「SMS」のみとなります。Eメールやデータ通信はできないことを覚えておきましょう。
キャリアで購入したガラケーに格安SIMを挿入する
2つ目は、キャリアで購入したガラケーに格安SIMを挿入する方法です。すでに大手キャリアで使用しているガラケーに乗り換える格安SIMカードを入れて使用します。
乗り換えはオンライン上でも簡単にできますが、格安SIMによってはSIMロックの解除が必要となります。また、この方法でも使用できる機能は「通話」「SMS」のみです。
格安キャリアでガラケーをセット購入する
3つ目は、格安キャリアでガラケーをセット購入する方法です。この方法で契約すれば、新しく購入したガラケーに対応の格安SIMが入っているため、キャリアのシステムがよくわからない人でも、すぐに利用できます。また、契約プランによってはデータ通信・アプリの使用も可能です。
ただし、格安SIMキャリアで現在販売しているガラケーは、OSやAndroidを搭載し、LTE高速通信、テザリングに対応した「ガラホ」になります。形はガラケーに似ていますが機能は進化しているため、人によっては操作が難しいと感じることもあるでしょう。
※ガラホ以外にも「4Gケータイ」「Androidガラケー」と呼ばれています。
格安SIMでガラケーを使用するメリット
上記では格安SIMをガラケーで使う方法について説明しました。次にガラケーを使うとどのようなメリットがあるのか、紹介します。
結論から言いますと、格安SIMに乗り換えてガラケーを利用するメリットはほとんどありません。そのうえで、次の4つのメリットを紹介していきます。
1 安い料金で電話番号を維持できる2 MNP乗り換え手続きで同じ番号を使用できる3 設定が簡単4 機能がシンプルだからお年寄りでも使いやすい5 契約期間の縛りがない
安い料金で電話番号を維持できる
格安SIMでガラケーを使うことで、現在使用している電話番号を安い料金で維持できます。
ガラケーをMNPで新規乗り換えすることで、1,000円以下の金額で電話番号を使い続けれるため、一時的に日本から離れる時期がある方には大きなメリットでしょう。
MNP乗り換え手続きで同じ番号を使用できる
MNP乗り換えの手続きをすれば、同じ番号を引き継いで使用できます。格安SIMに乗り換えても、今まで使い慣れた電話番号を使用できるのは大きなメリットと言えるでしょう。ただし、これはガラケーの場合だけではありません。新しくスマートフォンを購入してもMNP乗り換えは可能です。
設定が簡単
ガラケーには、インターネット回線をつなぐ”APN設定”ができません。そのため、格安SIMに新規で乗り換えたとしても、ややこしい設定をする必要がなく、SIMカードを挿し込むだけで簡単に利用できます。
機能がシンプルだからお年寄りでも使いやすい
ガラケーはAPN設定ができないため、利用できる機能は「音声通話」と「SMS送信」のみとなります。スマートフォンのように複雑な機能がなくシンプルなので、機械が苦手なお年寄りでも簡単に利用できるでしょう。
契約期間の縛りがない
契約期間の縛りがないことも1つのメリットです。ただし、契約期間の2年縛りが一般的でしたが、現在は廃止されていることが多くあり、ガラケーだけのメリットとは言えないでしょう。
使っているガラケーを格安SIMでも使用するのであれば、月々の端末代金の支払いもなくいつでも解約できます。
格安SIMでガラケーを使用するデメリット
格安SIMのメリットについて紹介しました。一方でどのようなデメリットがあるのでしょうか。
1 通話とSMSしか使えない2 IMサイズが合わない場合がある3 月々の携帯料金が大手キャリアより高くつく場合がある4 データ通信が利用できない
通話とSMSしか使えない
格安SIMでガラケーを使用する一番のデメリットは、今まで使用していたガラケーに乗り換え先のSIMを挿したとしても、通話とSMSしか使えないことです。
つまり、ネット接続・データ通信は一切できません。
できること | できないこと |
---|---|
音声通話SMS(テキストメッセージ) | ネット接続データ通信Eメール |
携帯電話でネット接続するには、APN設定が必要になりますがガラケーの端末には機能が備わっていません。格安SIMに乗り換えたとしてもできることが限られてしまいます。
SIMサイズが合わない場合がある
これまで使用していたガラケーに格安SIMのサイズが合わない場合があるので注意が必要です。SIMカードは3種類あり、サイズによって対応する端末が異なります。
2019年以降のスマートフォンでは「nanoSIM」が主流ですが、古い端末では一番大きい「標準SIM」が使用されていることが多くあります。まずは、現在使われているSIMカードの形やサイズを確認しましょう。
月々の携帯料金が大手キャリアより高くつく場合がある
格安SIMに乗り換えればガラケーでも料金が安くなると思いがちですが、月々の携帯料金が今までより高くつく場合があります。
大手キャリアでは、「無料通話」や「かけ放題」が組み込まれているプランが用意されていますが、格安SIMにはありません。
格安SIMにも無料通話のオプションやかけ放題にできる専用アプリはありますが、残念ながらガラケーでの使用はできず、音声通話した場合は22円/30秒の料金がかかってしまいます。
そのため、音声通話の頻度が高い方には大手キャリアより料金が高くなる可能性があります。
データ通信が利用できない
先ほども説明しましたが、格安SIMでガラケーを使用した場合はデータ通信が利用できなくなります。
今までガラケーでインターネット通信をするときは「パケット通信」をしていました。パケット通信は3G回線のときに使われていた単位です。しかし、現在は4G回線・5G回線の「データ通信(バイト)」がメインとなります。
ガラケーにはデータ通信をする機能が備わっていないため、利用できません。
格安SIMでガラケーを使用するうえで注意するポイント
こちらでは、格安SIMでガラケーを使用するうえで注意するポイントを解説します。
使用しているガラケーがSIMフリーかどうかの確認
乗り換え先でもガラケー使う場合は、使用している端末がSIMフリーかどうかを確認しましょう。
SIMフリーのガラケーの種類は少なく、購入してから何年も経っている端末はSIMフリーに対応していない可能性があります。もし、SIMフリーに対応していない端末を使っている場合は、乗り換え先でSIMフリーのガラケーを購入しましょう。
使用しているガラケーが動作確認済みか確認する
今までの端末を他社で使用するには、SIMロックの解除が必要ですが、SIMロックを解除したからといってすべての端末が使えるとは限りません。
使用してるガラケーが乗り換え先の格安SIMで動作確認済みの端末か、確認しておきましょう。動作確認が取れていない端末でも使用できる場合もありますが、乗り換えてから使えない可能性があるため、おすすめできません。
動作確認されている端末は、格安SIMのホームページに記載されています。
2015年より以前に購入されたガラケーは使えない可能性がある
2021年に5G回線が登場しており、今後発売されるスマートフォンは5G回線がメインとなります。
このような背景もあり、日本では3G回線のサービスが終了すると発表されました。2015年より以前に購入されたガラケーは3G対応の機種の可能性が高く、SIMフリーが利用できない場合があります。
<大手キャリア3Gサービス終了期限>
格安SIMは上記の大手キャリアの回線を使用していることが多いため、同じように3Gサービスが終了すると予想されます。
3Gサービスは、数年すると使用できなくなるので、これから買い換えをする場合は、スマートフォンの方がおすすめです。
ガラケーが使用できるおすすめの格安SIM
格安SIMキャリアは数多くありますが、すべてがガラケーに対応しているわけではありません。こちらでは、ガラケーが使用できるおすすめの格安SIMを3社紹介します。
Y!mobile「ケータイベーシックプランSS」
Y!mobile「ケータイベーシックプランSS」について紹介します。
Y!mobile | |
---|---|
プラン名 | ケータイベーシックプランSS |
月額料金 | 1,027円〜(税込) |
オプション | ベーシックパック:330円/月、パケット定額:0円〜4,950円/月 |
特徴 | Y!mobile同士、ソフトバンクは通話料無料 |
※料金は2022年1月時点のものです。
Y!mobileは、これまでソフトバンクを利用していた方におすすめの格安SIMです。ワY!mobileはソフトバンクのサブブランドになりため、乗り換えの手順も簡単に完了します。
Y!mobileには「ケータイベーシックプランSS」という、ガラケーが対応しているプランがあります。月額料金は1,027円〜(税込)と格安SIMの中でも安く、Y!mobile同士やソフトバンクの携帯への通話は無料になるのが特徴です。
また、月額1,000円の「スーパーだれとでも定額」をオプションで付ければ、国内通話がかけ放題になります。
Y!mobileで利用できるガラケー機種
ワイモバイルで利用できるガラケーは次の機種になります。
<取り扱い機種>
<動作確認機種>掲載なし(ガラケー)
IIJmio「ケータイプラン」
IIJmio「ケータイプラン」について紹介します。
ケータイプラン | |
---|---|
月額料金 | 1,012円(税込) |
初期費用 | 3,300円(税込) |
通話料 | 20円/30秒 |
※料金は2022年1月時点のものです。
IIJmioは、ガラケー専用プランがある格安SIMを利用したい方におすすめです。
「ケータイプラン」は、利用できる機能が「音声通話」「SMSのみ」とシンプルな作りです。月額1,012円で利用できるため、電話やSMS以外は必要ないのであれば IIJmioがもっとも安い格安SIMでしょう。
ただし、月額料金以外に20円/30秒の通話料がかかってしまいます。月の通話時間が多い人にはワイモバイルの「スーパーだれとでも定額」の方がお得に利用できます。
IIJmioで利用できるガラケー機種
<取り扱い機種>
<動作確認機種>ドコモ
UQモバイル「くりこしプランS/M/L」
UQモバイル「くりこしプランS/M/L」について紹介します。
くりこしプランS | くりこしプランM | くりこしプランL | |
---|---|---|---|
月額料金 | 1,628円(税込) | 2,728円(税込) | 3,828円(税込) |
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
データ容量超過時 | 最大300Kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
※料金は2022年1月時点のものです。
UQモバイルは、これまでauを利用していた方におすすめの格安SIMです。auから乗り換えの場合、au IDを紐付けてUQモバイルへ引き継ぎができます。
UQモバイルにある「くりこしプラン」は、ガラケー専用のプランはなくスマートフォンと同じ料金プランです。そのため、他の格安SIMと比較すると高く感じるかもしれません。
しかし、UQモバイルは格安SIMキャリアの中でもデータ通信が安定しており、実店舗も多いといったサービスが整っています。ガラケーからスマートフォンへの乗り換えも考えている方におすすめでしょう。
UQモバイルで利用できるガラケー機種
UQモバイルで利用できるガラケーは次の機種になります。
<取り扱い機種>
<動作確認機種>
現在オンラインストアではガラケーの取り扱いが終了しています。購入の場合は実店舗にお問い合わせください。
まとめ
この記事では、ガラケーが使えるおすすめの格安SIMキャリアや注意点、メリット・デメリットについても紹介してきました。
記事の内容をまとめると次のとおりです。格安SIMでガラケーを使うには、次の3つの方法がありました。
1 SIMフリーのガラケーに格安SIMを挿入する2 キャリアで購入したガラケーに格安SIMを挿入する3 格安SIMキャリアでガラケーをセット購入する
MNP予約番号を取得し、SIMカードを購入すれば、ガラケーで使用していた電話番号をそのまま使用できます。しかし、機能は音声通話やSMSのみとなり、データ通信やテザリング、Eメールは使用できません。また、端末の動作確認が必要といった、デメリットも多くあります。
場合によっては、格安SIMキャリアでスマートフォンを新しく購入した方が使い勝手良く、料金も安い可能性があることを覚えておきましょう。
今回、紹介した格安SIMはガラケーに対応したキャリアを集めています。ご自身の使い方と料金プランを照らし合わせて、最適なものを選んでみてください。
<参考サイト>IIJmio 公式ホームページUQ mobile 公式ホームページY!mobile 公式ホームページ