ジャパニーズブランドの現在地──Kroiが着こなす 注目ブランド7!(GQ JAPAN) - Yahoo!ニュース
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0コメント0件メンバーは関将典(B)、千葉大樹(Key)、内田怜央(Vo)、益田英知(Dr)、長谷部悠生(G)
日本のファッションブランドは、欧米にはない日本の美学によって世界の注目を集める。海外ブランドとコラボするストリート系から、ネクストブレイク間違いなしのモード系まで、いま一番ホットなブランドを注目のミクスチャーバンド、Kroi(クロイ)のメンバーが着こなす。【写真を見る】アイテムの詳細と価格をチェック!
■BlackEyePatch ブラックアイパッチデザイナー:非公開、設立:非公開、最新キーピース:バーシティジャケットストリートに根ざしたクリエイションブラックアイパッチは、ロゴ・ステッカーを世界各地にタギングし、謎のステッカー集団として話題を集めた後、2017年秋冬シーズンからアパレルラインの「ブラックアイパッチ(BlackEyePatch)」をスタート。その匿名性に加え、ブランドを表現する「取扱注意」のアイコニックなグライフィックや旧車のバイクでバイクスタントをする「旧車會」をランウェイに登場させたり、ヒップホップグループの舐達麻をフィーチャーしたりなどして、ヒリヒリと危うい東京のカルチャーに根ざしたクリエイションを展開。ユースカルチャーで絶大な人気を集めている。Gショック、リーボック、H&Mから寅壱まで、その多岐にわたるコラボレーションワークにも注目だ。■CFCL シーエフシーエルデザイナー:高橋悠介、設立:2020年、最新キーピース:3Dニット新時代のニットウェアCFCLは、イッセイミヤケメンのデザイナーを約6年務めた高橋悠介が2020年に立ち上げたブランド。「Clothing For Contemporary Life(現代生活のための衣服)」をコンセプトに掲げ、ジェンダーフリーで着られるシャツやパンツなどのベーシックアイテムを中心に、すべてのアイテムをニットで作っているのが特徴だ。3Dコンピューター・ニッティングでつくられたニットウェアは、無縫製のホールガーメントでパターンや裁断、ドレーピングもない立体的なシェイプが魅力。コレクションで余った再生ポリエステル100%の糸をアップサイクルしてオンラインストアで限定販売するなど、糸を最後まで無駄なく使うサステイナブルな取り組みにも注目。■TOGA VIRILIS トーガ ビリリースデザイナー:古田泰子、設立:2011年、最新キーピース:ウエスタンバックルアイテム異なるテイストを巧みにミックスブランド名は古代ローマの下着であるトゥニカのうえに着用された1枚布の衣服(トーガ)から。メンズラインの「ビリリース」は、ギリシャ語で「成人男性が着る服」の意味をもつ。1950年代のクラシックなスーツスタイルをベースとし、ウエスタンやストリートカルチャーをミックスし、ファーやメタルを取り入れたハイブリッドな素材使いにヴィンテージテイストをプラスする。それぞれ対極にある異なる要素を複雑に組み合わせることで生まれる強さがトーガの魅力だ。モダンでアヴァンギャルドだけど、デイリーウェアとして取り入れられるコレクションは、自分の個性を際立たせてくれるパワーのあるデザインで、幅広い世代を魅了し続けている。今年発表したH&Mとのコラボも話題を集めた。■CARSERVISE カーサービスデザイナー:橋本 奎(はしもとけい)、設立:2016年、最新キーピース:ディッキーズコラボインスピレーションは自動車カーサービスは、クリエイティブクルーYouthQuake(ユースクエイク)のメンバーで、セレクトショップ「PULP」のディレクターを務める橋本奎が旧国産車にこだわってディレクションするブランド。自動車を取り巻くカルチャーをコンセプトに、ガソリンスタンドやガレージからインスパイアされたエンブロイダリーがデザインされたアイテムは、デザイナーの自動車愛がひしひしと伝わってくるものばかり。デザイナーの橋本さんは1998年式の日産グロリアを愛用中。■COGNOMEN コグノーメンデザイナー:大江マイケル仁、設立:2020年、最新キーピース:サイドジップパンツ20代デザイナーの注目株国内のデザイナーズブランドで企画アシスタントを務めた大江マイケル仁が立ち上げたメンズブランドのコグノーメン。ブランド名はラテン語で愛称を意味し「寄り添い続けて、いつか愛称で呼んでもらえるようなブランドになりたい」という想いが込められている。英国人の母親をもつデザイナーのアイデンティティを色濃く映し出した、英国のトラディショナルなテキスタイルと幼少期に夢中になったというサッカーのユニフォームやキャプテンマークの融合に注目。■TAKAHIROMIYASHITA TheSoloist. タカヒロミヤシタザソロイスト.デザイナー:ミヤシタ タカヒロ、設立:2010年、最新キーピース:セーフティーピン日本が誇る孤高のデザイナーデザイナーのミヤシタタカヒロが2010年に設立。ブランド名のTheSoloist.は、洋服に携わる人が演奏家として孤高の精神をもちあわせてほしいという願いが込められている。今年3月のパリファッションウィーク中にオンラインで発表した今シーズンは“RE:”をテーマに、コロナ禍の不自由のなかでも変わることのなかった洋服に対する思いによって生み出された。抑圧の象徴として用いられた拘束具を彷彿とさせるベルトディテールが目をひくダウンジャケットは、ジップの開閉とベルトの巻き方しだいでさまざまに自由な着こなしができる。毎シーズン、トレンドとは一線を画す突き抜けたクリエイションに脱帽だ。■sulvam サルバムデザイナー:藤田哲平、設立:2014年、最新キーピース:レザーウェア進化を続ける気鋭今季のサルバムは「With clothes that walk with us」をテーマに、未来を見つめ新しい世界に向かって歩いていく、そんな人たちにささげるポジティブなコレクションだ。ノーカラージャケットのダブルフェイスのコットンジャージーは、しなやかなレザー、フューチャリスティックなシルバーをアクセントに、優美な曲線を描き、美しいテーラリングが光る。シックなモノトーンの世界に素材が際立つラインナップだ。Kroiメンバーは関将典(B)、千葉大樹(Key)、内田怜央(Vo)、益田英知(Dr)、長谷部悠生(G)。2018年にInstagramを通じてメンバー同士が出会って結成。あらゆる音楽ジャンルを昇華したミクスチャーな音楽性を提示するバンド。2021年6月に1stアルバム『LENS』でメジャーデビューした。Photos OGATA Styling Kodai Suehiro Hair Chika Ueno
最終更新:GQ JAPAN