転職サービス「doda(デューダ)」エリア別の副業実態を調査 副業月収の平均は約17万円。最も高い地域は東海の約23万円という結果に
【主な調査結果】◆副業が最も認められている地域は関東。一方で、最も禁止されている地域は北海道。◆全体の副業月収の平均は約17万円。地域別では高い順に東海約23万円、北海道約21万円、関東約20万円。◆全体、地域別ともに「株/FX」の副業が多い。地域別では東海が1番多く25.9%、次いで北海道が25.6%と「株/FX」をする人の割合が高いエリア1位、2位と月収の1位、2位が一致。◆全体で、副業のメリットとして最も多く挙がったのは「収入増」(77.5%)。地域別で、最も「収入増」が多かったのは東海で89.0%。■副業が最も認められている地域は関東で、禁止されている地域は北海道全体では、副業が認められていると回答した人は23.3%、禁止されていると回答した人は52.6%という結果となり、いまだ半数以上は副業が禁止されていることが分かりました。地域別に見ると、最も副業が認められているのは関東で26.6%、次いで九州・沖縄の24.7%、関西の22.9%でした。【グラフ①】また、「あなたは今副業をしていますか?」という質問には、全体で8.0%が「している」、17.8%が「検討している」、74.2%が「していない」と回答しました。「している」と回答した人が最も多かった地域は、北信越の9.7%、次いで関西、中国・四国の8.6%、関東の8.4%という結果になりました。【グラフ②】
具体的に、副業をしている人が最も多かった北信越の副業内容を見てみると、「サービス業(接客・販売)」の割合が1番高くなっています。接客・販売系のアルバイトや、フリマアプリを通じての物販販売をしている人が多くいる可能性が考えられます。【表①】■月平均の副業収入が最も高いのは、東海の約23万円。東海で最も多い副業は「株/FX」で25.9%全体の月平均の副業収入は約16万円で、月平均10万円以上稼ぐ人の割合は34.4%でした。地域別にみると、最も高いのは東海の約23万円、次いで北海道の約21万円、そして関東の約20万円でした。【グラフ③】これらの地域が、他地域よりも高い要因の1つには、「株/FX」副業をしている人が多いことが考えられます。「FX」は24時間取引が可能で、都合のよい時間に行えること、また比較的大きなお金が動きやすいという特徴があります。「株/FX」をしている人の割合は、1位は東海で25.9%、2位が北海道で25.6%と、副業月収の1位、2位と一致していることから、「株/FX」をしている人が多いエリアは、副業月収も高い傾向にあると言えそうです。【表①】また、北海道で「株/FX」の副業を選択している人が多い背景には、副業を解禁している企業が他地域と比べて少ないことが考えられます。■全体の77.5%が、副業のメリットは「収入増」と回答。地域別では東海の89.0%が最も高い全体、地域別ともに、副業をやってよかった点で1番多く挙がったのは「収入増」で、全体で見ると77.5%でした。最も高かった地域は東海で89.0%となり、平均をはるかに上回る結果となりました。【グラフ④】名古屋国税局の発表によると、東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)では、2020年の雑所得が前年比で16.2%増加しました。これは、働き方が変わり、副業や兼業をする人が増えたためと考えられます。実際、東海においては、特に愛知は製造業多く、新型コロナウイルス感染拡大により一時休業や残業時間が減少しているため、副業に時間を充てている可能性があります。副業をやっていて悪かった点は、全体で最も多いのは「プライベートの時間がなくなる」で41.7%、次いで「心身の疲労が大きい」で36.1%となりました。地域別で見ても、「プライベートの時間がなくなる」と「心身の疲労が大きい」が多い傾向にあります。【グラフ⑤】調査概要【対象者】 22歳~59歳の男女【雇用形態】正社員【調査方法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査※ネットリサーチ会社保有のデータベースを元に実施、doda会員登録の状況については不問【実施期間】2021年8月19日~8月23日【有効回答数】15,000件※ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施■「doda」について< https://doda.jp >「doda」は、「はたらく今日が、いい日に。」をスローガンに、転職サイトや転職エージェント、日本最大級のdoda転職フェアなど、各種コンテンツで転職希望者と求人企業の最適なマッチングを提供しています。