『黎の軌跡』基本攻略。ゲームの進め方やバトルの仕組み、メインキャラの情報などプレイに役立つ基礎知識を紹介

 2021年9月30日に発売されたプレイステーション4用ソフト『英雄伝説 黎の軌跡』。本作では、前作『英雄伝説 創の軌跡』の翌年となる七耀暦1208年のカルバード共和国を舞台に、新たな主人公たちの物語が展開。敵とのバトルも、フィールドバトルとコマンドバトルのふたつの形態が組み合わさった新なかたちのバトルとなっている。

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 本記事では、ゲームの流れと基本的な進め方、二つの形態で展開するバトル、メインキャラクターたちの能力など、プレイに役立つ基礎知識を紹介する。

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  • オーブメントにセットできる要素と、それぞれの特徴
  • ふたつの形態で展開するバトルの進めかたとポイント
  • キャラクターデータ
  • ゲームの流れと基本的な進めかた

     本作は章立てで構成されていて、各章のストーリーは裏解決屋(スプリガン)に向けて掲示板に張り出される4spg(クエスト)の依頼を達成することで進行。クエストには探索がメインのものや途中で戦闘が発生するもの、戦闘のみで完了するものがあり、さまざまな場面で裏解決屋としての力が試されることになる。

     また、ストーリーの合間には、昼間と違った街の景色が見られる夜行動や、別の地域に出向いて依頼をこなす出張業務も。ゲームの進行に合わせて新たなキャラクターが増えていくので、仲間たちと力を合わせ、数々の困難に立ち向かっていこう。

     ゲームの難易度は敵の強さに影響するもので、フィールドバトルとコマンドバトルの両方に存在する。 ゲーム開始時に5段階の難易度から選択することになるが、開始後でもシステムメニューで個別に難易度の変更が可能。どの難易度にしていいのか迷ったら、まずはNORMALでプレイを開始しよう。敵が強いと感じたら、フィールドバトルかコマンドバトル、苦手なほうの難度を下げるといい。

     街の掲示板で依頼を確認後、依頼人から話を聞いて請け負えばクエスト開始となる。クエストにはストーリーが進行する“必須”のものと、影響しない“準必須”のものが存在。達成すると報酬のミラとSP(スプリガンポイント)が獲得でき、アライメントの数値が上昇する。

     ヴァンには、LAW(ロウ)、GRAY(グレイ)、CHAOS(カオス)の属性値が設定されていて、クエストの達成や途中に発生する選択肢で変動。属性値によってヴァンのパラメーターが一部変化するほか、ストーリー終盤での展開や、共闘・敵対勢力に違いが生じる。そのほか各属性のレベルが3になると、新たなホロウコアが入手可能だ。

     コネクトイベントは、ストックタイムを消費して発生させる特別なイベント。昼と夜に発生させることができ、章ごとに更新する。ただし、ストックタイムには限りがあり、1回のプレイですべてのトイベントを見ることはできない。

     料理にはHPなどの回復効果があるほか、初回の使用時にはグルメポイントを獲得。ポイントが規定値を越えるとグルメランクが上がり、能力値が上昇する。ランクアップを狙うなら、出張先の街や村の料理もひと通り購入しよう。

     各章で最も活躍したメインキャラクターはMVPとして選ばれ、能力値が上昇する。 選ばれる条件は戦闘で獲得したポイントが影響。このポイントは、 Sクラフトを使う、 味方を回復する、 敵を倒すなどの行動で獲得できる。

    オーブメントにセットできる要素と、それぞれの特徴

     各キャラクターが持っているオーブメントには右記の要素がセットでき、それによって能力を強化したり、異なる特徴を持たせたりすることができる。キャラクターごとの違いは、クオーツをはめる属性専用スロットの属性と、ラインごとのスロットの数。属性専用スロットには、その属性のクオーツしかセットできない代わりに、シャードスキルの発現に関わる属性値が2倍となる。

     どんなキャラクターに仕上げるかは自由だが、属性専用スロットの属性を重視してカスタマイズしたほうが強化しやすい。

     ホロウコアは、キャラクターの魔法攻撃力、最大EP、Sブースト発動時の効果に影響。戦闘で獲得した経験値によってレベルアップし、各数値や効果がアップする。なお、一般的なホロウコアは誰にでもセットできるが、“メア”だけは特別で、ヴァン専用のホロウコアとなっている。

     クオーツは、オーブメントのスロットにセットすることで、能力値アップや特殊な効果の付与など、さまざまな効果を発揮する。また、クオーツには属性値が設定されており、各ラインの属性値の合計に応じてシャードスキルが発動。クオーツの効果だけでなく、属性値も意識してシャードスキルの発動を目指そう。

     アーツドライバは、あらかじめ複数のアーツ(導力魔法)が設定された装置で、オーブメントにセットすれば、それらのアーツが使用できる。敵の弱点属性を突けるアーツが設定されたものを選ぶなど、状況に応じて変更しよう。

     アーツプラグインは、アーツドライバの空きスロットに追加する装置で、セットするとそのアーツが使用できる。ひとつ入手すれば、複数のアーツドライバにセットできるのも特徴だ。なお、アーツドライバのスロットの開封やアーツプラグインの変更は、オーブメントショップのほか、ダンジョンにある上位回復装置でも行える。

    『黎の軌跡』基本攻略。ゲームの進め方やバトルの仕組み、メインキャラの情報などプレイに役立つ基礎知識を紹介

     オーブメントには、ウェポン、シールド、ドライブ、EXTRAの計4ラインがあり、各ラインの属性値に応じてシャードスキルが発動する。属性値はクオーツをセットすることで調整可能だ。

     シャードスキルはコマンドバトルで効果を発揮するものがほとんどだが、フィールドの探索で役立つものもある。ただし、効果の優れたシャードスキルほど、必要となる属性値が高くなる傾向だ。属性専用スロットに属性値が高いクオーツをセットし、効率よく属性値を伸ばしていこう。

    【ウエポン】

    【ドライブ】

    【シールド】

    【EXTRA】

     トレジャーハンターとホークアイは必須といえるシャードスキル。フィールドの探索時には、メンバーの誰かに発動させておこう。

    ふたつの形態で展開するバトルの進めかたとポイント

     敵との戦闘は、フィールドバトルとコマンドバトルのふたつの形態で展開。ボスや固定された一部の戦闘以外では、プレイヤーの操作でふたつの形態を切り換えて戦うことができる。その切り換え方法とそれぞれの特徴や進めかたを解説。さらに攻略のポイントについても伝授していく。

     街道やダンジョンなどに配置された敵に対し、〇ボタンで攻撃、×ボタンで回避をしてくり広げる、アクション要素の強いバトル。詳細は以下の通りで、フィールドを自由に移動しながら戦えるのも特徴だ。 獲得できる経験値は少ないが、不利な状況になってもすぐに逃げられる。

     リーダーキャラクターのHPが少ないとき、またはHPが減った敵が仕掛けてくるハードアタックを受けると、敵先制の状態でコマンドバトルに突入する。

     画面上部に表示される行動順に従い、仲間と敵が区切られた戦場内で戦っていくバトル。クラフトやアーツを使えば、複数の敵に対して効率よくダメージが与えられる。×ボタンを押し続けてシャードを解除するか、戦場外に向かって左スティックを倒し続けると逃げることが可能。ただし、イベントで発生するバトルでは逃げることができない。

     ブーストゲージが1本以上あるときにL1ボタンを押すと、Sブーストが発動。Sブーストレベル1で2ターン、レベル2で3ターンのあいだ、ホロウコアが備えているアビリティの効果が得られ、シャードスキルの発生確率がアップする。さらにSブーストレベル2のときにCP100を消費すると、強力なSクラフトを使うことが可能だ。

     ヴァンが魔装鬼《グレンデル》の姿に変化して戦う“グレンデル戦”は、コマンドバトルの形式で行う。グレンデルは一度の行動で2~3回の攻撃が入力可能で、選択できる攻撃は基本攻撃に加え、CPを消費する攻撃クラフト、魔法攻撃クラフト、Sクラフトがあり、CPの残量を確認しながらコマンドを選択するのがポイントとなる。

     なお、アーツやアイテムは使用できなくなるので、仲間のサポートも重要に! 仲間たちと上手に連携し、強敵に立ち向かっていこう。

     仲間同士の場合、クラフトやアーツで攻撃するとスクラムサポートになるが、グレンデルは一部の攻撃を除いて“追撃”をしてくれる。この追撃を頼りに戦いを進めよう。

    キャラクターデータ

     第3章前半までにパーティーに加わるメインキャラクター4人&ゲストふたりの能力をチェック。フィールドバトルの特徴やオーブメントのカスタマイズについても触れていく。

    攻守ともに優れるパーティーの要

     攻撃力の高さも魅力的だが、何より“コインバレット”で敵からのヘイトを集められるのが大きい。強敵相手のオトリ役として活躍してもらおう。クラフトはどれも高火力のものが揃っており、“煉気吼”で攻撃力を高めてから使うとなおよし。ATSは低めなので、アーツは回復や補助系を使わせるといい。

     撃剣による攻撃は出が早くリーチも十分。基本の3連撃は最後の1撃のみスキが大きく、安全に戦うなら2撃目まで出した後、回避で敵から離れるといい。チャージアタックは出が遅いため、敵の攻撃後のスキを狙おう。

     物理攻撃要員とオトリ役を担うので、“攻撃”や“HP”などのステータス強化のクオーツを用意。シャードスキルは“フェイタルランサー”がオススメ。

    【初期ホロウコア:メア】多数のパラメータを強化可能。レベルアップで行動後のHP・EP回復効果も付く。

    【初期アーツドライバ:ストーム】 風と時属性アーツが使用可能。プラグインで回復アーツを補っておきたい。

     グレンデル状態では通常で2回、Sブースト発動中は3回の連続行動が可能になる。 そのため、 Sブーストを維持して有利に戦おう。また“クイックブロウ”で敵の物理防御を低下させた後に高威力の攻撃を当てるなど、 行動の順番にも注意すること。

    強力な魔法アタッカーにして回復役もこなせる

     ATSが高く、攻撃アーツの使い手として頼れる存在。“グロウハンマー”でEPを回復できるのも魅力だ。魔法攻撃の“エトワールレイ”を覚えた後は、これを中心に攻めるのもあり。ピンチのときは“ホワイトヒール”での回復も適度に行わせよう。なお防御面が弱いため、なるべく後方から戦わせること。

     その場に立ち止まって魔力弾で攻撃。射程はそこそこあるので、安全な距離を保ちつつ魔力弾を出し、敵が近づいてきたら回避で距離を取ろう。また、 魔力弾は魔法属性で、亡霊などの物理攻撃が効きにくい敵にも有効だ。

     “精神”や“省EP”など、アーツの使い勝手をよくするクオーツがオススメ。複数の属性アーツを使えるようにしておくと、グッと戦いやすくなる。

    【初期ホロウコア:アイム】 アーツの威力や回復性能を強化。 レベルアップでATSやADFがより強化される。

    【初期アーツドライバ:アクア】 水と空属性のアーツが使用可能。回復アーツも使えるが、回復量は少なめ。

    射程と速度に優れ臨機応変に行動できる

     高いSPDとAGLを活かした、手数と回避性能で勝負するタイプ。STRは低めなものの、高威力の“ヒートエッジ”が最初から使えるため、敵に十分なダメージを与えられる。“焔の謡”で味方の強化して回るのもありだ。やや打たれ弱いところがあるので、装備やオーブメントで補強しておくといい。

     多段ヒットする銃撃で、射程は長め。ただし1発ごとの威力は低く、物理防御の高い敵には効果が薄い。その際はほかのキャラで戦おう。チャージアタックは突進攻撃で、前進しつつ放つので、リーチが長く当てやすい。

     アタッカー用の“攻撃”や“命中”、耐久力を補うための“HP”や“回避”が欲しいところ。アーツは不得意なので、回復や補助をメインにしておこう。

    【初期ホロウコア:ヴィネ】 攻撃力やMOVを強化。レベルアップで攻撃面がさらに強化されていく。

    【初期アーツドライバ:フレア】 火と幻属性のアーツが使用可能に。“フォルテ”で味方を強化してもいい。

    回避性能の高さを活かしてカウンターを狙え

     ヴァンほどではないが、十分な攻撃力と防御力を持つ前衛役。高い回避性能を持つうえ“覇王功”で心眼状態になれば、回避からのカウンター狙いで効率よく戦える。クラフトでは“鷹爪脚”が強力だが、単体攻撃なのでボス戦や敵の数を減らしたいときに使おう。その際は敵の背面を狙うのも忘れずに。

     3連撃は突き→斬撃→蹴りと順番に攻撃。どの攻撃も前に踏み出しながらくり出すため、見た目以上にリーチが長く使いやすい。チャージアタックは双星剣を交差させるように振るう斬撃。攻撃の出が早く広範囲をカバーできる。

     “攻撃”などのアタッカー用のクオーツに加えて、“回避”で回避率を上げるのも効果的。行動順が回りやすいので、状態変化を起こすクオーツもあり。

    【初期ホロウコア:カミオ】 回避率関連の効果が多くアーロンと相性バッチリ。そのまま使い続けよう。

    【初期アーツドライバ:ブラスト】 火と風属性のアーツが使用可能。 状態異常を回復できる“ヴェール”も使いやすい

    A級遊撃士の名にふさわしいハイスペック

     第二章の終盤でスポット参戦。装備やオーブメントのカスタマイズはできないが、そのままでもトップクラスの戦闘能力を誇る。クラフトはどれも高威力で、自己クイックがかかる“ローエングリン”をメインに使っていきたい。

     斬撃や突きによる攻撃をくり出す。どの攻撃もスピード、 リーチともに優秀。また、3連撃目に□ボタンを長押しすれば連続突きに移行でき、ダメージアップが狙える。

    スピードに加えて耐久性も備えた助っ人遊撃士

     第三章前半のボス戦で参戦。エレインと同じく、装備やオーブメントは変更できない。手数と回避性能に優れるタイプだが、防御面も十分な水準。さらに、不得手なアーツがホロウコアで強化されており、弱点らしい弱点は見当たらない。

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