コロナ禍における学生生活アンケート調査を実施

 

~コロナ禍による経済状況の厳しさと不安が見える結果に~

京都ノートルダム女子大学京都ノートルダム女子大学(学長:中村久美、所在地:京都市左京区)は、奨学金の申請や学費の滞納・延納が増加していること等を鑑み、2022年1月12日(水)〜2月10日(木)の間、全学生を対象に新型コロナの影響による学生生活アンケート調査を実施し、276名(約2割)の回答を得ました。その結果、5割以上の学生が経済的に困っており、退学・休学を検討している学生も1割強存在していること、8割近くが悩みを抱えているにも関わらず、相談相手がいないと答えた学生がいることが判明しました。 京都ノートルダム女子大学では、アンケート調査結果から浮かび上がった学生の不安をきちんと受けとめるため、「何でも相談窓口」を設置するなど、学生サポート体制を構築していきます。【この件のポイント】①5割以上の学生が経済的に困っており、そのうち半数は学費・通学費を賄えていないと感じていることが判明。②コロナ禍により退学・休学を検討していると回答した学生は1割強。 ③8割近くの学生が悩みを抱えており、教職員や担当部署への相談を希望・検討している学生が7割強あった ことから、『何でも相談窓口』を設置。【調査結果・概要】新型コロナウイルス感染症の影響による学生生活に関するアンケート調査結果https://www.notredame.ac.jp/pdf/cms/20220315_news・経済状況について → 5割以上が困っている「非常に困っている」10.7%、「困っている」16.3%、「少し困っている」28.9%・経済的に困窮していて賄えない費用について → 5割弱の学生が学費・通学費を賄えていない「娯楽交際費」25.0%、「学費」24.3%、「通学費」20.7%、「生活用品費」20.7%、「食費」17.4%・コロナ禍で悩んでいること → 8割近くの学生に悩みがある「将来のキャリアに関すること」35.4%、「授業などに関すること」23.7%、「学内の友人関係に関すること」11.4%、「その他」7.4%・コロナ禍で悩んでいる具体的な悩み(276名のうち128名(46.4%)が回答)「将来に関すること」「新型コロナの感染不安に関すること」「授業に関すること」「友人関係に関すること」・相談している相手 → 相談相手がいないと答えた学生が5.5%存在「保護者」32.7%、「友人」29.2%、「大学の同級生」14.5%、「大学の教職員、相談窓口」8.4%、「悩みを相談する相手がいない」が5.5%・教職員や担当部署に相談したいか → 「はい」「今後検討する」が74.6%「はい」18.8%、「いいえ」25.4%、「今後検討する」55.8%・退学・休学についての検討 → 1割強が考えていると回答「退学を真剣に考えている」3名、「退学を少し考えている」13名、「休学を真剣に考えている」4名、「休学を少し考えている」13名(276名中33名)【調査結果への対応策】学生生活の相談窓口、従来の学科担任・副担任の相談に加え、学生部長と学生委員の担当教員も窓口とするなど、相談窓口の充実を図ったうえで、「何でも相談窓口」として全学生に通知。学生は何が悩みかよく分かっていないこともあるため、気軽に雑談のような形で相談できるような対応をとること、学生が困っている様子があれば確実に相談窓口等につなげることを全教職員に通知しました。【京都ノートルダム女子大学について】京都ノートルダム女子大学は、キリスト教カトリック精神による女性教育と「徳と知(Virtus et Scientia)」を兼ね備えた女性を育成することを建学の精神とし、1961年に創立されました。「徳」とは、倫理観を基本に人々のために十分行き届いた行動をすること、つまり善の行為ができる人に備わるものです。また「知」とは、社会のリーダーシップをとるに必要な高度な知識を指します。本学はこれをモットーとして、具体的な行動指針としてあらわしたミッションコミットメント「尊ぶ 対話する 共感する 行動する」を兼ね備えた人間形成を目指す教育を行っています。
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