リビングの音楽革命!? パナソニックのワンボックススピーカー「SC-UA7」

ワンボックススピーカーが面白い!

 今年の本連載をざっと振り返ってみても、オーディオ系の製品がずいぶん増えた。ハイレゾブームが次第に落ち着いて来たところで、ノンハイレゾ製品が、逆に発想の自由度が高くなって、やたらと面白くなってきているのだ。

パナソニックのワイヤレススピーカーシステム「SC-UA7」

リビングの音楽革命!? パナソニックのワンボックススピーカー「SC-UA7」

 これまでスピーカーシステムと言えば、当然ながら左右のスピーカーが離れた位置にある、いわゆる「ステレオスピーカー」が主流であった。これは小型Bluetoothスピーカーであっても例外ではなく、小さくても左右別々のスピーカーがある。モノラルスピーカーもあるが、それはどちらかというと1万円を切るエントリーモデルとしての役割だった。

 ところが最近はスピーカーを左右に離さず、点からサウンドを広げるといった商品が注目を集めている。以前もご紹介したBOSEの「SoundLink Revolve」などは、音のステレオイメージを構築して、その範囲内で音空間を表現するのではなく、音を周囲に撒くといった考え方で音を広げるアプローチを取った。

 こうした製品のなにがいいのかと言えば、設置場所を気にせずどこにでも置ける、置いたら新しい生活が見えてくるという、生活提案型の商品になっているところである。つまりそれだけ現代の生活空間は、ステレオスピーカーを正しくセットする為のスペースなど、残っていないのだ。そういう意味では、まずは考え方のリセットが必要になる分野なのである。

 今回ご紹介するパナソニックのワイヤレススピーカーシステム「SC-UA7」も、そのスケール感まで含めると、これまでになかった新しいタイプの製品である。サブウーファまで含めた2.1chスレテオスピーカーを、全部縦に積み上げたようなスタイルで、これも一種のワンボックススピーカーだ。9月8日発売で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は8万円前後だ。

 音楽との接点を変える、SC-UA7をさっそく試してみよう。

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