「モバイルルーター」SIMフリーモデルおすすめ4選 格安SIMとの組み合わせが便利【2021年9月版】
固定の通信回線がなくても、パソコンやタブレット、携帯ゲーム機を安定的にネット接続できる「モバイルルーター(モバイルWi-Fiルーター)」。
NECプラットフォームズ「Aterm MR10LN」(出典:Amazon)大手キャリアやサブブランドが販売する製品のほか、端末単体で購入し格安SIMなどと組み合わせて使うSIMロックフリーのモデルがあります。
端末購入時にコストがかかりますが、自分の使い方にあった格安SIMを選ぶことで、月々の通信コストを抑えることができます。
モバイルルーター選びでまずチェックしたいのが、やはり最大通信速度。この最大速度とは理論上の数値で、実際にその速度が出ることはありません。ですが、この理論値が低ければ実際のネット速度も遅くなるため、製品選びで最初に気にしたい点です。
「+F FS040W」は4Gが下り最大300Mbps。Wi-Fiは単体利用時が最大433Mbps、ホームキット(クレードル)利用時に867Mbpsへアップする製品通信速度を左右するポイントは大きく2つ。1つは基地局とモバイルルーターの間をつなぐ仕組みで、「5G」や「4G(LTE)」などのモバイル通信規格がこれに相当します。
2つ目は、モバイルルーターとパソコンやタブレットなどをつなぐ仕組み。ほとんどはWi-Fi(無線LAN)で、Wi-Fiのバージョンが古かったり、接続状況が悪いと、速度が落ちてしまいます。またUSBケーブルなどで有線接続する場合もあります。
キャリアが展開するモバイルルーターには、すでに5G対応製品が登場してきていますが、SIMフリーのモバイルルーターは、まだ4G向けの製品がほとんどです。
またSIMフリーのモバイルルーターは、端末とSIM(回線)をユーザーが組み合わせるため、対応する4Gの周波数(バンド)が端末とSIMで合っていないと、エリアや通信速度の面でスペックを最大限発揮できなくなります。
各キャリアの通信方式と周波数帯(出典:総務省)正規で国内販売されているほとんどのSIMフリーモバイルルーターは、どのキャリアのSIMカードでも使えるマルチキャリア対応です。しかし、一部にはNTTドコモなど一部回線網にしか対応していない製品もあるので注意しましょう。
もし海外利用も検討しているならば、なるべくたくさんのバンドに対応しているもの、あるいは海外渡航向けとして販売されているルーターを選ぶと安心です。
SIMフリーモバイルルーター選びで意外な落とし穴になるのが、SIMカードのサイズです。
ユーザが端末に合わせて切り抜くサイズを決める「マルチサイズSIM」(出典:NTTコミュニケーションズ)最近のスマホは「nanoSIMカード」を採用した機種が主流です。一方、モバイルルーターはひと回り大きい「microSIMカード」スロットのモデルも少なくありません。
SIMカードのサイズを変えるには基本的に再発行が必要で、手数料と時間がかかってしまいます。もし、すでに契約済みの格安SIMを使う場合は、購入したいモバイルルーターがnanoSIMとmicroSIMのどちらなのかしっかりチェックしておきましょう。
またモバイルルーターにあわせて格安SIMを契約するなら、申込時にSIMカードのサイズを間違えないように注意が必要です。事業者によっては、nanoSIMとmicroSIMのどちらかに切り離して使えるマルチサイズSIMを採用している場合もあります。
NECプラットフォームズの「Aterm MR10LN」は、国内4キャリアと海外170以上の国・地域で利用されているバンドを広くサポートした4G対応モバイルルーターです。
NECプラットフォームズ「Aterm MR10LN」デュアルSIMカードスロット(nanoSIM×2)を備え、2つの通信プランを切り替えながら利用できるのも特徴。最大通信速度は4Gが下り150Mbps/上り50Mbps、Wi-Fiが5GHz帯で433Mbps、2.4GHzで最大150Mbpsです。
バッテリー駆動による連続通信時間は最大21時間。不正アクセスを検知する「見えて安心ネット」や「こども安心ネットタイマー」といった安心機能も備えています。価格は2万円前後です。
Amazonで詳細をチェック楽天で詳細をチェック富士ソフトの「+F FS040W」は、1台でモバイルルーターとホームルーターの2役をこなせる1台です。
富士ソフト「+F FS040W」別売の専用ホームキット(クレードル)に接続すると、最大32台のデバイスを接続可能になるほか(通常時は最大15台まで)、通信速度や電波を届ける範囲が向上。パソコンやゲーム機とLANケーブルによる有線接続も可能です。
自宅では電源を気にせず使えるホームルーターとして、外出時に持ち運べるモバイルルーターとして使えます。
通信速度は、4Gが下り最大300Mbps。Wi-Fiが最大433Mbpsに対応。ホームキットに接続すると、Wi-Fi速度が最大867Mbpsまで上がります。バッテリー駆動による連続通信時間は、最大20時間(1200分)。価格は本体のみで2万円前後です。
Amazonで詳細をチェック楽天で詳細をチェックファーウェイ「HUAWEI Mobile WiFi E5785」は、実売価格が1万円前後とコストパフォーマンスに優れるモバイルルーターです。
ファーウェイ「HUAWEI Mobile WiFi E5785」通信速度は4Gが下り最大300Mbps/上り最大50Mbps。Wi-FiはIEEE 802.11acをサポートし、最大16台までのデバイスを接続できます。
バッテリーは容量3000mAhで約12時間の連続駆動が可能。スタンバイモードでは約700時間の待ち受けが可能です。
楽天で詳細をチェックNETGEARの「AirCard 797(AC797)」は2019年発売の製品で、搭乗からやや時間が経っていますが、実売価格が1万円前後とコスパの良さが魅力のモバイルルーターです。
NETGEAR「AirCard 797(AC797)」最大通信速度は4Gが下り400Mbps、Wi-Fiが5GHzで867Mbps、2.4GHzで300Mbps。最大32台のデバイスに接続できるなど、スペック面で最新モデルからさほど見劣りしません。なお対応周波数的に、NTTドコモおよびドコモ回線を利用する格安SIMでの利用をおすすめします。
バッテリー容量は2930mAhで、最大11時間の連続使用が可能です。
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