スマートフォンの機能に対するミレニアル世代の意識調査 ミレニアル世代が重要視するスマートフォンのスペックは多様化 ミレニアル世代が求めるスマートフォンのキーワードは「シェアラブル」
スマートフォン所有歴
15歳から39歳の男女1,000名に対して「あなたがスマートフォンを初めて所有してから何年ほど経過しますか。」という質問をしたところ、5年以上の所有歴があると回答は69.0%にまでのぼり、3年以上では87.5%という結果に。さらに、年齢別で見た際の5年以上の所有歴は、「15-19歳(30.5%)」「20-24歳(79.5%)」「25-29歳(79.5%)」「30-34歳(78.5%)」「35-39歳(77.0%)」となり、20代以降は約8割が5年以上のスマートフォン所有歴となる「スマホネイティブ世代」であることが明らかとなりました。男女別利用OS
性格別利用OS
さらに、「あなたが使っているスマートフォンはAndroidとiOSのどちらですか。」という問いに対しては、467名がAndroid、533名がiOSと回答。年齢別で見ると、10代から20代ではiOSを利用している層が過半数だったものが、30代以降ではAndroidを利用するユーザーがiOSユーザーを逆転する結果となりました。また、利用OS別のディグラム性格診断では、Androidユーザーは「合理主義・クレバー」と「マイペース・引っ込み思案」な性格が多い傾向があり、iOSユーザーは「直感ひらめき・突撃」と「ポジティブ・楽天家」「アクティブ・スマート」な性格が多い傾向であることが明らかとなりました。このことから、ミレニアル世代が利用するOSは、年齢によるものだけではなく、個人の性格によっても異なっていることが判明しました。Android端末を持っている理由
iOS端末を持っている理由
「Android端末もしくはiOS端末を持っている理由はなぜですか。」という問いに対しては、両ユーザーともに「初めて使った端末が Android/iOS だったから」という回答が首位となりました。一方で、2位以降にはそれぞれ差異が生まれ、Androidユーザーは「機能が優れているから(33.2%)」とAndroidの豊富な機能性を基準に選ぶ傾向にあり、iOSユーザーは「Appleが好きだから(30.2%)」という直感的なイメージを基準に選ぶ結果になりました。各端末ユーザーの性格診断でも明らかになった通り、Androidユーザーは合理主義でクレバーな性格であるからこそ「機能」を判断基準に選び、iOSユーザーは直感派や楽天家である性格から「ブランドイメージ」を判断基準に選ぶ傾向にあることが明らかとなりました。 【1】 スマートフォン購入時の重視スペックはカメラが1位も他機能も高いニーズで均衡【2】 カメラ機能を求める背景には「SNSに綺麗な写真をシェアしたいから」という心理【3】 ミレニアル世代の61.4%はSNS映えしそうと思った写真や映像の投稿経験ありスマートフォンを買うときに重要視するスペック
「スマートフォンを買うときに重要視するスペックは何か。」という問いに対して、最も多い回答だったスペックは「高画質なカメラスペック(30.6%)」となりました。一方で、以降に続く「たくさんのファイルを保存することができる容量(26.2%)」「快適にゲームを楽しむことができるCPUやバッテリースペック(24.6%)」「高いコストパフォーマンス(24.6%)」についても高い割合で求める傾向であることが明らかとなりました。つまり、カメラスペックについては多くのミレニアル世代が求めつつも、その他の機能についても横並びでニーズがある「スマホニーズが非常に多様化した状態」であると考えられます。高画質なカメラを求める理由
では、なぜ多くのミレニアル世代は高画質なカメラスペックを求めているのでしょうか。「高画質なカメラスペックを重視する」と回答した306名へ「高画質なカメラを求める理由はなぜですか。」という質問をすると、71.9%は「思い出を綺麗に残したいから」と回答。カメラ機能の基本的な用途でもある、写真フォルダへの保存時において、美しい写真を残しておきたいという心理が働いていることが明らかとなりました。一方、「SNSに綺麗な写真をシェアしたいから(38.6%)」が次点で回答を集める結果となり、高画質なカメラへのニーズが高まってきた背景には、「SNS」という存在が大きく起因していることが考えられます。SNS映えしそうだと思った写真や映像をSNSでシェアしたことがあるか
SNS映えしそうだと思った写真や映像をSNSでシェアしたことがあるか(性格別)
また、「SNS映えしそうだと思った写真や映像をSNSでシェアしたことがあるか。」という問いに対しては61.4%が「ある」と回答。多くのミレニアル世代の方はSNS映えしそうだと思った時に「シェアをする」という行動心理を意識的に持っていることが明らかとなりました。性格別に見ると、「アクティブ・スマート(75.0%)」と「頑固・カタブツ(73.7%)」、「ポジティブ・楽天家(71.8%)」というiOSユーザーの性格特徴を持った方がそのようなシェア行動をする傾向にあり、逆にそういった行動をしないと言えるのはAndroidユーザーにも多い「合理主義・クレバー(33.3%)」な性格特徴を持った方であるということが調査結果から判明しました。今回の調査を通して、「アクティブ・スマート」や「ポジティブ・楽天家」層を多く持つiOSユーザーをAndroidユーザーへとスイッチさせていくためには、「カメラ・SNSニーズに合わせた機能拡充」を行うことが、AndroidOS提供端末で執るべき戦略の1つとなりうることが明らかとなりました。 【1】 1日にSNSを見る時間 15歳〜24歳女性は3割が4時間以上に【2】 友人の連絡先はSNSのみしか知らないミレニアル世代が5人に1人の時代に【3】 今をシェアするツール、男性はTwitter、女性はInstagramに軍配が上がる1日にどのくらいSNSを見ていると感じるか
自分にとってSNSは不可欠なツールになっているか
各世代別のSNS利用状況を明らかにするために行った「1日にどのくらいSNSを見ているか」という問いでは、若年層になるほどSNS接触時間が長いという傾向が明らかになりました。中でも10代後半から20代前半の女性においては「4時間以上」という回答がそれぞれ3割を超える結果となり、若年女性にとってSNSは不可欠なツールとなっていると言えるでしょう。また、「自分にとってSNSは不可欠になっていますか。」という問いに対しても、10代後半から20代前半女性の77%は「不可欠なツールとなっている」と回答しており、2つのアンケート結果からも若年女性におけるSNSの重要性は非常に高いということが判明しました。SNSが不可欠であると考える理由はなぜか
SNSが「不可欠なツールとなっている」と回答した555名に対して行った「SNSが不可欠であると考える理由はなぜか。」という問いでは、「時間があるときはSNSを見ることが癖になっているから(57.3%)」や「友人の日常の把握や自分の日常の発信に使っているから(49.5%)」と、閲覧と共有の習慣化に回答が集まりました。一方で、「友人のメールアドレスや電話番号を知らないから」という回答が22.0%となり、ミレニアル世代の5人に1人は友人の連絡先をSNSしか知らないということが明らかとなりました。このことから、ミレニアル世代にとってSNSが不可欠なツールとして捉えられるようになった背景の1つとしては、友人との連絡もSNSのみで行うため、メールアドレスや電話番号を知らないという状況が生まれたからであると考えられます。お互いの今をシェアするためのツールとして使っているものはなにか
SNSを現在使っていないと回答した87名を除いた913名を対象に行った「お互いの今をシェアするためのツールとして使っているものはなにか。」という問いに対しては、男性はTwitterが最も高い61.3%となった一方で、女性はInstagramが首位の58.8%となり、Twitterを僅差で上回る結果となりました。男性はTwitterで手軽に近況を投稿するのに対し、女性はInstagramで自分が今何をしているかを、写真や動画などを活用してシェアをする傾向にあることが判明しました。 【1】 趣味嗜好や年齢の変化によってスマートフォンを選ぶ“ニーズ主導”時代へ【2】 ミレニアル世代が求めるスマートフォンスペックのキーワードは「シェアラブル」【3】 今求められているのは「カメラ× “SNS”の連動性」(「ディグラム・ラボ」所長)
年齢や趣味嗜好によって求めるスマートフォンのスペックは変わると思うか
趣味嗜好に合わせて最適なスマートフォンを選んで使いたいと思うか
「年齢や趣味嗜好によって求めるスマートフォンのスペックは変わると思うか。」という問いに対して、63.0%が「思う」と回答。また、「趣味嗜好に合わせて最適なスマートフォンを選んで使いたいと思うか。」という問いに対しては、73.3%が「思う」と回答しました。この結果から、スマートフォンのスペックに関するニーズは、今後も多様化が予想され、それぞれのユーザーニーズに応えるような機能を搭載したスマートフォンが選ばれていく「ニーズ主導」の時代を迎えると考えることができます。
SNSに投稿しやすいスマートフォンだと嬉しいか
SNSに投稿しやすいスマートフォンだと嬉しいか(性格別)
「高画質なカメラスペック」を求めると回答した306名を対象に行った「カメラスペックだけでなく、SNSに投稿しやすいスマートフォンの設計だと嬉しいと思うか」という問いに対しては、78.4%が「嬉しいと感じる」と回答し、カメラスペックをSNSで最大限に活かすことができるスマートフォンの設計を求めていることが明らかとなりました。性格別に見ると「直感ひらめき・突撃」型の性格の方が多く反応し、全ての性格で過半数以上が求める傾向になることが判明しました。以上の調査結果から、スマートフォンを所有するミレニアル世代がいま求めているスマートフォンとは、「SNSに投稿したくなるような高画質・高性能なカメラスペックを搭載し、撮影したものをSNSでシェアしやすい設計がされた“シェアラブル”スマートフォン」であるということが言えるでしょう。「ディグラム・ラボ」所長 木原誠太郎の見解
今回のアンケート調査にディグラム診断を掛け合わせた際、現在所有しているスマートフォンのOSがAndroidかiOSかによって、所有者の性格にも違いがあることが明らかとなりました。Androidユーザーは論理性が高く合理的な判断基準を持ってスマートフォンを選び取る傾向がある一方で、iOSユーザーはブランドのイメージを判断基準として初めてのスマートフォンを選択した直感型の傾向があると考えられます。そのため、自分に必要な機能を持ったスマートフォンが発売されたと直感で判断ができれば、Androidへ乗り換える可能性もあるでしょう。また、SNS投稿のためのカメラ性能をミレニアル世代が求める中で、「SNSに投稿しやすいスマートフォン設計」に関する調査では、全ての性格においてポジティブな反応となっていることからも、ミレニアル世代が求めているスマートフォンとして打ち出すために必要な要素とは、「カメラスペックを最大限に活かすことができるSNSとの連動性」を持った“シェアビリティ”であると考えられます。
「ディグラム診断」とはディグラム・ラボ社が開発したデータに基づく科学的診断。アンケート調査で取得したのべ37万人、のべ数千項目を超えるデータベースに基づいて、被験者に心理テスト結果と調査から得られたライフスタイルや恋愛傾向等の情報を、統計処理を施し客観的に分析した結果です。性格診断心理テスト「エゴグラム」をベースとし、数万人規模のアンケート調査(定量調査)や、対面による心理テスト診断(実証実験)から、改良を重ね独自に開発したものです(データベース数、実験のケース数は2018年10月時点のものです)。 モバイル製品の世界的リーディングブランドであるGalaxyは、没入感を追求したダイナミック有機ELディスプレイや超音波指紋認証センサー等を搭載した、最新スマートフォン「Galaxy S10」および「Galaxy S10+」を、全国のauショップおよび家電量販店などにて2019年5月23日(木)より、全国のdocomoショップ、ドコモオンラインショップおよび家電量販店などにて2019年6月1日(土)より販売開始いたします。「Galaxy S10 | S10+」は、背面にトリプルカメラを搭載したことで、望遠レンズや広角レンズだけでなく、約123°(ほぼ人間の視界の広さ)に拡がる壮大な超広角撮影にも対応。また、カメラが光量を自動で判断し、レンズの絞り(F値)を切り替える「デュアルアパチャー」機能を搭載※。暗い場所はF値1.5モード、明るい場所はF値2.4モードに自動で切り替わることで、昼夜問わず鮮明な写真を撮ることができます。揺れる自転車など難しい動画撮影もスーパー手ブレ補正機能により、ブレの少ない撮影が可能に。シーン判別機能で数千枚の画像解析データから最適な設定を反映し、イメージ通りの写真が撮れます。また、「Galaxy S10+」には、「デュアルセルフィ―カメラ」を搭載。2つのインカメラで、より豊かな色彩とボカし表現を可能にしました。そのほか、「ライブフォーカス」や撮影ガイド機能を活用すれば、難しい設定なしでプロが撮影したような写真も簡単に撮影できます。※ メインカメラの広角のみ対応。Galaxy S10(左) Galaxy S10+(右)