“命の光”輝かせる、中川晃教・花總まりらの「銀河鉄道999 THE MUSICAL」発進

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左から梅田彩佳、花總まり、中川晃教、佐藤流司。

“命の光”輝かせる、中川晃教・花總まりらの「銀河鉄道999 THE MUSICAL」発進

「銀河鉄道999 THE MUSICAL」の制作発表会が、本日2月26日にオンラインで行われた。【画像】「銀河鉄道999 THE MUSICAL」制作発表会の様子。(他13件)「銀河鉄道999 THE MUSICAL」は松本零士のSFマンガ「銀河鉄道999」を原作に、脚本・作詞を高橋亜子、演出を小山ゆうな、音楽監督をミッキー吉野(ゴダイゴ)が担うミュージカル。本公演では、過去に上演された「銀河鉄道999 40周年記念作品 舞台『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~」「銀河鉄道999 劇場版公開40周年記念作品 舞台『銀河鉄道999』さよならメーテル~僕の永遠」に続いて、中川晃教が星野鉄郎役を担う。会見前半には本作のスタッフ陣が登壇。「銀河鉄道999 THE MUSICAL」実行委員会の清水慎治委員長は、当初メーテル役にキャスティングされていた神田沙也加が昨年12月に死去したことで公演中止も考えたものの、神田の所属事務所から「沙也加のためにも実現を」とメッセージを送られたことで上演決定に至ったと言い、「万感の思いを込め、『銀河鉄道999 THE MUSICAL』発進します」とあいさつした。音楽監督のミッキーは「『銀河鉄道999』の歌詞にもあるように、“古い夢は置いて”新しくスタートするイメージで音楽を作りたい」と意気込む。また会見では脚本・作詞を手がける高橋からのメッセージも代読された。高橋は本作でオリジナルストーリーが展開することに触れつつ「人と人とのつながりを生む力。託された思いを大切に、未来へつなげていくことができるのだと思います。現実の世界では感染症も含め、厳しい状況が続いておりますが、未来を信じて立ち向かう鉄郎の姿に少しでも勇気を感じていただけたらうれしいです」と呼びかけた。演出の小山は、「銀河鉄道999」舞台版1作目のパンフレットに原作の松本がつづった「私は空爆、敗戦、占領下の時代を経験しました。その時代の中でも多くの映画であったり書籍に触れて、そこで生まれた夢を描きました」というコメントに言及し、「この作品はエンタテインメントであると同時に、松本先生の哲学が貫かれた命の物語なのだと感じた」と思いを述べる。上演に向けては「すべてのキャラクターを、1つひとつの“命の光”として捉えたい。松本先生の作り出したキャラクターと皆様の個性や魅力が融合し、最大限生きるように稽古できれば」と抱負を口にした。会見後半には中川、メーテル役の花總まり、機械伯爵役の佐藤流司、クレア役の梅田彩佳が登場。現在39歳の中川は3度目の鉄郎役に「僕が16歳の鉄郎を演じるのは、ちょっと面白いですよね」と笑いつつ、「劇場版の鉄郎はイケメンだけど、テレビアニメ版は“コロッ”として愛嬌があるデザイン。両方のイメージをどう共存させるか考えていました」とコメント。上演に向けては「素晴らしい出会いの中で、気付きを得て未来へと旅していく。人間臭さがあり、希望に満ちてもいる鉄郎を精一杯お見せしたい」と言葉に力を込めた。神田からメーテル役を引き継いだ花總は「とても複雑な気持ちでしたが、メーテルは神田さんが楽しみにしていた役。彼女が楽しそうに(メーテルのことを)話していた姿が目に浮かびます。今はただ、彼女の分も一生懸命やりたい」と思いを語る。花總はビジュアル撮影で、原作がある作品のキャラクターに扮する難しさを感じたと言い、「いざ自分が扮装をすると、私の中のメーテル像と現実の間にギャップがあって(笑)。初日までにメーテルらしさを追求していきたい」と意気込みを語った。佐藤は「身体が機械の機械伯爵ですので、無表情、無感情、無ボケ、無ツッコミで進行します」「ビジュアル撮影では無機質でラグジュアリーな衣裳を着たのですが、通気性ゼロ、保温性抜群でした(笑)。体が機械ですので、汗をかかないよう心頭滅却しなければ」と会場を笑いで包み、「機械伯爵は、平和を愛する優しい人間だった記憶を主人公に託して生涯を終えます。機械伯爵の葛藤は、現代社会に刺さるのでは」と語った。マネージャーからの電話で出演を知ったという梅田は「携帯の前に正座して『ありがとうございます!』と言いました」と振り返る。梅田が演じるクレアは、身体がガラスでできている役どころ。これについて梅田は「どう演じようかと迷い、とりあえずガラスを手でつかんだら、最初は冷たかったガラスに体温が伝わって、温かくなっていって。『ガラスって寄り添ってくれるものなのかも』と思ったので、クレアの温かさも表現できれば」と意気込みを述べた。制作発表会では、中川がミッキーの生演奏に乗せて本作のメインテーマ「マイ・ディグニティ」を歌唱する場面も。中川が美しい歌声を響かせると、会場は拍手に包まれる。中川は「これから始まる物語のすべてが見えてくるような気がした」と話し、ミッキーも「僕は70歳だけど、まだまだ緊張するものですね(笑)。この緊張感を持ってみんなで良いものを作れたら」とうなずいた。公演は4月8日から18日まで、東京・日本青年館ホールにて行われる。チケットの一般前売りは3月5日10:00にスタート。■ 「銀河鉄道999 THE MUSICAL」2022年4月8日(金)~18日(月)東京都 日本青年館ホール原作:松本零士脚本・作詞:高橋亜子演出:小山ゆうな音楽監督:ミッキー吉野(ゴダイゴ)□ キャスト星野鉄郎:中川晃教メーテル:花總まり機械伯爵:佐藤流司クレア:梅田彩佳車掌:徳永ゆうき大山トチロー:藤岡正明リューズ:矢沢洋子プロメシューム:松本梨香クイーン・エメラルダス:北翔海莉キャプテン・ハーロック:三浦涼介(以下男女別五十音順)伊藤広祥、植木達也、木暮真一郎、田中しげ美、中島大介、三浦孝紀 / 安里唯、木南清香、坂口杏奈、真田慶子、原広実、望月ちほ(c)松本零士・東映アニメーション (c)『銀河鉄道 999 THE MUSICAL』実行委員会

最終更新:ステージナタリー

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