2022年モデル「ラングラー4xe」注目装備とは? 欧州仕様で妄想する日本仕様に欲しいオプション

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欧州「ラングラー4xe」の2022年モデルで注目の装備とは

 モビリティにおける電動化はすでにトレンドとなっているが、オフロードの覇者であるジープも、2025年までにシリーズの70%を電動車両とすると公約している。その流れに沿って登場したのが「ラングラー4xe」である。2021年12月6日、そのラングラー4Xeの2022年モデルが発表された。【画像】日本導入はもうすぐ!? 「ラングラー4xe」の2022年モデルを見る(17枚)

2022年モデルのジープ「ラングラー4xe」の装備が発表された

2022年モデル「ラングラー4xe」注目装備とは? 欧州仕様で妄想する日本仕様に欲しいオプション

 電動化といっても、ラングラー4xeの場合はパワーユニットをプラグインハイブリッドとしている。エンジンは2.0リッター4気筒ガソリンターボを搭載しており、モーターはふたつ。 搭載したバッテリーをエネルギー源としたモーター走行「ピュア・エレクトリック・モード」では50km以上の走行が可能(都市部のWLTPサイクル)ということなので、日常的な使いかたであれば、エンジンを始動することなく移動ができるようになっている。 システムトータルでの最高出力は380ps、最大トルクは637Nmを発揮。トランスミッションは8速ATとなっていて、アクティブ・オンデマンド・フルタイム4WDシステム、次世代Danaアクスル、Tru-Lok電動フロント/リアアクスルロッカー、Trac-Lokリミテッド・スリップ・デフ、電子制御フロントスタビライザー・ディスコネクトなどの機構によって、高い悪路走破性も実現している。 搭載されているバッテリーは、Free2Move社とMopar社が提供する、7.4kWhの公共充電設備、easyWallboxを使うと、3時間以内でフル充電が可能。もちろん、家庭用充電ソリューションでの充電も可能だ。ピュア・エレクトリック・モードでの4WD走行もできるようになっているため、始動直後からフルトルクを発生するモーターの特性を利用して、内燃機関ではコントロールが難しかったごく低速での悪路走破も容易にできるようになっている。

欧州での「ラングラー4xeサハラ」の車両価格は、6万9550ユーロ(邦貨換算約890万円)

●フロントガラスにゴリラガラス採用 2022年モデルの特長として注目したいのは、ジープ・パフォーマンス・パーツ製ゴリラガラスを採用したフロントガラスであろう。携帯電話に使われていることでも知られるゴリラガラスは、傷に強いという特長がある。ラングラー4xeのフロントガラスは、そのゴリラガラスと一般的なフロントウインドウ用ガラスを重ねることで、軽量かつ耐久性が高く、飛び石やオフロード走行での衝撃に対するヒビや破断に対して最大で3倍の耐性を持つ。 また「Sunrider Flip Top」という、最前列をソフトトップとしたオプションを用意しているほか、ボディカラーにも新色が追加された。コネクテッド面ではモバイルアプリも用意される「8.4 NAV Uconnect」を搭載することで、充電ステーションの検索や緊急事態への対応、タイヤ空気圧やバッテリー充電状況といった、車両情報へのアクセスなどが可能だ。 ジープではプラグインハイブリッドの4xeシリーズとして、「レネゲード4xe」と「コンパス4xe」、そしてこのラングラー4xeという3車をラインアップしている。エンジン回転数を上げなくてもトルクが出るという電気駆動の利点も持ちつつ、燃料補給がしやすいという内燃機関の柔軟性も兼ね備えたこのシリーズは、現代のオフローダーに求められるひとつの姿といえるだろう。

塩見誠

最終更新:VAGUE

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