顔認識でアプリの起動をロックする「Visidon AppLock」 | あんどろいどスマート

やましいメールや写真などを端末に保存していると、知らない間に誰かに端末を触られてデータを盗み見されないかないかと心配だ。

パスワードを入力しないとアプリを起動できないようにするロックツールを使えば、不正操作から端末を守れるが、文字入力のしづらいスマートフォンでいちいちパスワードを入力するのは面倒だ。

そんなときは、顔認証機能を備えたアプリロックツール「Visidon AppLock」を使ってみよう。端末のフロントカメラでユーザーの顔を判別して、登録された顔に一致すればロックが解除されるぞ。顔がうまく認識されないときのために、パスワードも設定できる。

登録された人の顔写真などを用意すれば不正に認証を突破できてしまう可能性があるので、顔見知りが長時間端末をいじり回せるような状況では十分に安全とは言えないが、トイレなどでの短時間の離席の間ならば持ちこたえられるだろう。

Visidon AppLockを起動すると、インストールされているアプリのリストが表示される。不正使用を防ぎたいアプリのほか、Visidon AppLock自身や「設定」アプリ、タスクキラー、マーケットなど、Visidon AppLockを無効化やアンインストールできてしまう可能性のあるアプリもロック対象にする必要があるぞ。

顔認識でアプリの起動をロックする「Visidon AppLock」 | あんどろいどスマート

上部の切り替えタブで「Settings」を選択すると、設定項目が表示される。「Enable」にチェックを入れれば、ロックが有効化されるぞ。「Enable on boot」をONにすれば、再起動後に自動的に有効化される。

「Password」で、顔認識がいまくいかないときに代わりに入力するパスワードを登録しよう。

次に「Face recognition」で、持ち主の顔の登録画面に進む。フロントカメラの映像が表示されるので、自分の顔が画面に収まるように端末の向きや距離を調節しよう。うまく顔が検出されると、顔が四角で囲まれるので、「Add」を押して登録する。

登録済みの顔が認識されると、顔の横の「Confidence」というメーターが上昇する。映り方によっては、うまくメーターが上がらないので、もう一度「Add」を押して登録しよう。ただし、登録しすぎると、兄弟など似た顔の別人でも認証を通過しやすくなってしまうので注意が必要だ。5~10件くらいが適量だ。

設定画面の下部の「Keep unlock status」にチェックを入れておくと、一度認証をパスしたら端末がスリープ状態になるまでは認証なしでロック対象アプリを起動できるようになる。

ロック対象アプリを起動しようとすると、このような画面が表示される。顔が検出されると青い枠で囲まれ、登録されたデータと一致すると、アプリが起動されるぞ。

認証画面で「Bypass with password」を押せば、このようなパスワード入力画面に進める。なかなか顔が認識されなかった場合は、Face recognitionで現在の映り具合での顔を登録しておくと、次回以降認識されやすくなるはずだ。

・Visidon AppLock – Android マーケット

関連記事