新型コロナ流行の第4波すでに「5か月目」…具体的対策を急ぐ=韓国
13日午前、ソウル駅広場の臨時PCR検査所で検査を待つ市民たち(画像提供:wowkorea)
韓国において、14日午後9時時点での新型コロナウィルスの新規感染者が5000人を超えた。7月に始まった韓国国内の新型コロナ流行の第4波は5か月目に入っている。韓国の防疫当局とソウル市などの各地方自治体によると、この日の午前0時から午後9時までに、全国17の市と道で新型コロナウィルスの新規感染者は計5803人と集計された。前日の同じ時間帯(4934人)より869人多い。新規感染者の10人中7人は首都圏が占めている。ソウルが2469人で最も多く、その次がキョンギド(京畿道)の1152人、インチョン(仁川)の462人、プサン(釜山)の333人と続いた。このほかにもキョンサンブクト(慶尚北道)193人、テグ(大邱)179人、チュンチョンナムド(忠清南道)165人、カンウォンド(江原道)146人、キョンサンナムド(慶尚南道)141人、テジョン(大田)137人、チョンチョンブクト(忠清北道)97人、チョルラブクト(全羅北道)95人、チョルラナムド(全羅南道)60人、クァンジュ(光州)59人、ウルサン(蔚山)55人、チェジュ(済州)34人、セジョン(世宗)26人などと集計された。忠清南道のホンソン(洪城)刑務所で職員と受刑者計30人が集団感染した中、ソウル南部刑務所とソウル東部拘置所など首都圏の収容施設でも相次いで感染が確認された。韓国法務省によると、ソウル南部刑務所で最近、職員4人が新型コロナウィルスの陽性判定を受けていたことがわかった。ソウル東部拘置所のこれまでの感染者は6人。蔚山では2か所の教会を中心に集団感染が広がり、計63人の感染者が発生した。このような感染拡大傾向に対し、政府は具体的な措置を検討している。首都圏の私的な集会の許容人数を現在の6人から再び4人に減らし、時間制限なく営業していた飲食店などの営業時間を午前0時か午後10時までに短縮する案などが検討されている。さらに韓国政府は、新型コロナウィルスの新たな変異株「オミクロン株」の国内への流入を遮断するため、2週間施行していた海外流入管理措置をさらに3週間延長する。これにより、来年1月6日まで韓国人を含めたすべての韓国への入国者は、現行の措置通り国籍や予防接種の有無に関係なく10日間の隔離措置が取られる。韓国人と長期滞在の外国人の場合、自宅などで10日間の隔離を行い、入国前、入国後1日目、隔離解除前の計3回にわたりPCR検査を受ける。短期滞在の外国人は臨時隔離施設で10日間隔離され、3回のPCR検査を受けなければならない。隔離免除書を葬儀の出席や公務などに限って発行する措置も延長して行われる。
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