Windows 11のTeams統合と「メッセージング戦争」【西田宗千佳のイマトミライ】-Impress Watch
Windows 11。UIなどがより洗練されたデザインに刷新されるが、大きな変化はそれだけにとどまらない
Windows 11が発表された。発表されたばかりでまだわからないことも多いが、Windows 10からの継続的な変化としては、妥当な流れかと思う。
新OS「Windows 11」誕生。スタートボタンが中央に
今回のアップデートは、OSの機能や構造以上に、その上で展開されるサービスの刷新という面で特徴的なOS、ということができるだろう。
1つはアプリストアである「Microsoft Store」。そしてもう一つが「Teamsの統合」だ。
コロナ禍以降、ビデオ会議・通話サービスの重要性は大きく変化した。Microsoft Teamsはその中で、Zoomなどと激しい競争を繰り広げた。
それがついにOS標準となり、コア機能の1つに位置付けられる。
WindowsにTeamsが組みまれつつ、従来通り他のデバイスでも使えるため、より広汎に使えるビデオ通話サービスとしてアピールされたパーソナルデバイス向けのOSを抱えるプラットフォーマーは、皆なんらかの形で「メッセージング」に力を入れている。
今回はWindows 11を「メッセージング戦争」という視点で見てみることにしよう。