キタニタツヤの理路整然としながらも、それをも凌駕する熱い気持ち(THE FIRST TIMES) - Yahoo!ニュース

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掲載:THE FIRST TIMES

キタニタツヤの理路整然としながらも、それをも凌駕する熱い気持ち(THE FIRST TIMES) - Yahoo!ニュース

■新世代シーンの旗手として存在感を放つ、キタニタツヤ電話を通じてアーティストの“素”を切り取る、YouTube雑談コンテンツ『RING3』(リン・リン・リン/正式表記は3乗)にシンガーソングライターのキタニタツヤが登場。【動画】キタニタツヤ:祝!ALI復活のぶっちゃけ話 / 電話相手:LEO / RING3“扇動者”をテーマに掲げた1stアルバム『DEMAGOG』で大きな注目を集めたキタニタツヤは、着々と新世代シーンの旗手として存在感を放つアーティストだ。昨年、週間少年ジャンプ「BLEACH」20周年記念原画展『BLEACH EX.』テーマソングとして「Rapport」を発表し、今年に入ってからも木10ドラマ『ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○』に「冷たい渦」「プラネテス」の2曲をW主題歌として提供。また、数多くのアーティストへ楽曲提供を行ういっぽう、ヨルシカ、まふまふ、Adoらの楽曲にベーシストとして参加。ソングライティング力だけでなく、ベーシストとしても高く評価されている。■“想像力の外“”にあるものが入って、新しいものが出来るそんな多岐にわたって活躍するキタニが、冒頭ただのファンとしてフランクに話す姿が印象的な『RING3』1st Call。その相手は、チャンネル登録者数631万人のYouTuberグループ・東海オンエアのメンバーであり、シンガーソングライターとして活動するとしみつだ。徐々に落ち着きを取り戻すと、「アイデア、制作に関してどうやってインスピレーションを得ているんですか?」というとしみつの質問に対して、キタニは「同業者のものを見るというのがいちばん多い」「自分と離れた音楽をなるべく多く聴くようにしてますね」「そうすると(自分の)“想像力の外”にある(考えもしなかった)ものが入って、新しいものが出来るきっかけになる」と回答。さらにキタニが「東海オンエア、ネタ会議ストイックじゃないですか。あれってどれくらいのペースで会議やるんですか?」と聞き返すなど、クリエイター同志のトークを展開。YouTubeが世間一般的にメジャーなものではなかった頃から自分たちの“楽しい”“面白い”を判断基準にこれまでを築いてきたとしみつ、そして愚直に音楽と日々向き合うキタニタツヤ。ジャンルは違えど、その考え方や思いに触れることができ(互いにシンパシーを感じた様子)、貴重な対話となったようだ。■だって3回しか録らねえんだもん、あんたら!続く、2nd Callでは、ロックバンド・ALIのLEO(Vo)が登場。LEOの「“ぶっちゃけ話”をしていこうかなと思って」という言葉から、ALIの活動休止と復活についてトーク。ALIは2020年にシングル「LOST IN PARADISE feat. AKLO』(アニメ『呪術廻戦』エンディングテーマ)でメジャーデビューを飾るも、メンバーの不祥事により活動休止。その後もメンバーの脱退が続くなど、苦しい時期が続いていたのだ。「ALIが活休している時も、自分の配信とかでも“ALI早く復活しねえかな”みたいなことずっと言ってたから」と、ALI活動休止中も音楽性に惚れ込んでいたキタニはいち音楽リスナーとして、また切磋琢磨するアーティストとして、そして友人として…バンドの再始動を切に願っていたという。「それがさ、お客さんから(キタニタツヤが再始動を待ち望んでいる旨が)Twitterで来たりしてたの。その時はSNSも閉じなきゃいけなかったから、なんも感謝が伝えられなくて。本当に悔しかった。ありがとう、まじで」と、いちばんつらい時期にも声をあげ続けてくれたキタニに改めて感謝を述べる、LEO。話題が暗くなりすぎないようにか、どこかあっけらかんと話すふたりだが、それでも滲み出るふたりの繋がりの強さに胸が熱くなった。その後は、2組がコラボレーションした楽曲「Ghost!?」を軸にそれぞれの音楽への取り組み方へ。LEOは「ALIってそんな上手なバンドじゃないけど、汚なかったり、世の中からはみ出てても、“お前、ステージがあって良かったな”というか、それを肯定したくて、音楽をやってたところがあって」「キタニくんはめちゃくちゃストイックに、潔癖にやってるところがあるなと思ったんですよ」と続けた。その言葉に納得しつつ、キタニは「音楽に対して潔癖になって、完璧主義になっちゃうというのは、作り方の問題で癖みたいな話かも。俺がずっとひとりで、パソコンの中で、自分で作るみたいなことをやってたから」と説明しつつ、「だからALIのレコーディングは衝撃だった。だって3回しか録らねえんだもん、あんたら!」と驚きのエピソードを披露。両者のスタイルの差異、お互いに与えた影響について興味深いトークが繰り広げられた。後半では、互いのコンプレックスや弱点、音楽を続けているモチベーションが話題に。東京大学出身のキタニに「何でさ、東大まで行って音楽を選んだわけ?」というLEOからのぶっちゃけ質問には、彼が大学進学を選んだ理由も含めて、音楽への情熱に溢れていると感じた。この答えは、実際に『RING3』でたしかめてほしい。TEXT BY 森 朋之

THE FIRST TIMES編集部

最終更新:THE FIRST TIMES

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