【山田祥平のRe:config.sys】電子メールを拒むのはなぜなのか - PC Watch
ファクシミリはいつまでも元気
内臓検査予約のために内科を受診した。医師と話をする中で、検査にあたって血液検査の結果が必要だという。ちょうど定期検診のために先月採血したばかりだ。その結果をメールすると言ったら、メールはだめで、ファクシミリか郵送にしてほしいと言われた。うちにはファクシミリはないと言うと、今はコンビニなどでファクシミリが送れますから大丈夫ですよと看護師……。
自宅に機材がなくても、ファクシミリ送信サービスが存在することは分かっている。コンビニまで行かなくても、PCからファクシミリサービスを利用することだってできるのは知っている。
直近でこのサービスを使ったのは、2020年の秋に内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室のプレス登録をするのに書類を送付するためだった。フリーランサーが平井大臣(当時)の記者会見に出るには、関係資料をファクシミリで送付しなければならなかったのだ。
送信すると、その日のうちに携帯電話に音声電話がかかってきた。メールではなかった。登録OKとのことで、以降の各種案内はメールで送ってくれるという。デジタル庁ができてからは、牧島大臣記者会見の案内がメールで届くようになった。