静岡県“まん延防止”延長要請 県民は賛否「続いてもいい」「そろそろ解除して」
テレビ静岡地域
静岡県の川勝知事は3月6日に期限を迎えるまん延防止措置について、国に再延長を要請したことを明らかにしました。
川勝知事 「減少傾向は見せているが実質は高止まり、横ばいの状況。仮に解除した場合、すでに解除している沖縄ではリバウンド、再拡大が起こっている。この可能性がある」
川勝知事は3日臨時会見を開き、病床使用率が依然50%を上回っていることや人口10万人当たりの1週間の新規感染者数が250人を上回っていることなどから、まん延防止措置の再延長を要請したことを明らかにしました。
まん延防止の最大の効果は人流の抑制としたうえで、解除した場合すでに再延長を要請していた首都圏や愛知県からの人の流入が増える可能性が高いとしています。
川勝知事 「(再延長で)人流を抑制すると両地域からの抑制効果も見込める。飲食店が感染源になっていないという認識を踏まえつつも、そういう(人流抑制)効果を尊重して、今回の決断をした」
政府は4日に対策本部を開き、静岡県などの延長を正式に決める見通しです。
県が再延長を国に要請したことについて、県民からは様々な意見が聞かれました。
大学生 「感染が怖いので、このまま(まん延防止が)続いてもいいのかな」
市民 「身近に高齢者施設のナースをやっている者がいるので、まあしょうがないかな」
別の市民 「複雑ですね。商売やっている方とそうでない方の差は大きいと思います」
刃物店経営者 「この(街の)状況を見ちゃうと、仕事を終わって帰るのが辛いくらい。人が歩いていないので、そろそろ解除して違う感染防止対策を考えていただけたらと思います」
延長は3連休最終日の21日までになる見通しで、岸田首相は4日の正式決定を前に、3日夜に今後の方針を説明する予定です。