「日産 ノート」日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した新世代コンパクトカー

日産の「ノート」は、2005年1月に登場したコンパクトカー。2012年9月には2代目が発売され、その4年後の2016年11月に、エンジンは発電のみを行い、モーターで走る「e-POWER」を搭載したモデルが人気になりました。【図表】日産 ノートの画像をみる2020年11月に登場した、3代目ノートは、「コンパクトカーの常識を超える運転の快適さと楽しさが詰まった先進コンパクトカー」をコンセプトに、様々な部分を刷新。2代目に存在したガソリンエンジンのみで駆動するグレードを廃止し、e-POWERのみの展開にする等、新世代コンパクトカーとして注目され、2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。今回は、3代目ノートは、一体何が違うのか解説します。

 「日産 ノート」日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した新世代コンパクトカー

新しい日産のデザインコンセプトを採用したエクステリア

3代目ノートのエクステリアは、フロントグリルと一体化した薄型のヘッドランプに、日産車の特徴として知られているVモーショングリル、横一文字のテールライトを採用しており、2021年7月に発表された日産初のクロスオーバーEV「アリア」の雰囲気を連想させるデザインになりました。また、ノートには上級車種として「ノート オーラ」を用意。ノート オーラはノートよりもシャープで細くなったヘッドライトに、横一文字に点灯するLEDテールライト、リヤフェンダーにボリュームを持たせた3ナンバー仕様の幅広なワイドボディを採用することで、ノートよりも高級感を演出することに成功しました。ボディカラーは、ノートに関しては、3代目「ノート」向けに開発したクールトーンの「オペラモーブ」など、2色の2トーンを含む、全13色のカラーバリエーションを用意。また、ノート オーラは「ガーネットレッド/スーパーブラック」、「ミッドナイトブラック/サンライズカッパー」を含む2トーン5色、モノトーン9色の全14色のカラーバリエーションを用意しています。

センターディスプレイと一体化したメーター等、モダンなイメージを実現したインテリア

インテリアデザインは、センターディスプレイと一体化したメーターや、カーボン調加飾にマットクロームのフィニッシャーを採用することで、モダンなイメージを実現したインテリアとなっています。モダンなイメージを重視したノートのインテリアに対し、ノート オーラは高級感を重視しているのが特徴です。インストルメントパネル周辺やシフトレバー周りには木目調フィニッシャーを採用し高級感を演出し、シートも人間工学に基づいて作られた「ゼログラビティシート」を全席に採用することで、ドライブ中の疲労軽減も重視しています。また、シート素材は、ヘリンボン柄の目付けに気を配ったツイード調織物と合皮のコンビシートに、クッション材を多用しキルティングラインの向きで身体の滑りを防ぐことに配慮した本革シートの2種類を用意しました。他にも、プライベート空間の快適性に拘るために、ルーフやドア、フロントドアのガラスなどに遮音対策を採用。また、メーカーオプションで、運転席、助手席のヘッドレストにスピーカーを配した「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」を用意しています。

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