流行に乗っても「ありきたり」じゃつまらない! 現行モデルの個性派SUV3選

個性的な現行モデルのSUVを振り返る

2010年代になって、徐々に人気が高くなっていったSUVですが、今やブームになったといっても過言ではありません。世界中のメーカーから次々と新型SUVが登場しており、人気もますます上昇しています。【画像】カッコよすぎる!個性派SUVを見る(28枚)

 流行に乗っても「ありきたり」じゃつまらない! 現行モデルの個性派SUV3選

ありきたりなモデルでは満足できない人におすすめの個性派SUVたち

もともとSUV(Sport Utility Vehicle)というジャンルのクルマは存在していませんでしたが、起源は1960年代から1970年代に、アメリカの若者がピックアップトラックの荷台にシェル(キャノピーとも)を載せて、アウトドアスポーツやレジャーに使ったのが始まりといわれています。 また、ワゴンタイプのクロスカントリー4WD車もSUVの源流となるモデルで、黎明期のSUVはクロカン車をモチーフにしたデザインが主流でした。 その後、SUVはさまざまなセグメントのモデルが誕生し、近年はオンロード性能を重視したクロスオーバーが人気です。 一方、急激に増えたSUVとあって、なかなか個性的なモデルが少ないのが現状で、デザインも流麗なフォルムがトレンドになっています。 そこで、国内が販売している現行モデルのなかから個性派のSUVを、3車種ピックアップして紹介します。

●スズキ「クロスビー」

使い勝手の良いサイズでデザインも個性的なSUVの「クロスビー」

スズキのSUVというと、今やグローバルで高い人気を誇っているクロカン車の「ジムニー」が代表的な存在ですが、もっとライトなSUVとして「ハスラー」と「クロスビー」がラインナップされています。 ハスラーは2014年に初代が誕生。軽トールワゴンタイプのクロスオーバーSUVで、愛嬌のあるフロントフェイスと、オフロード車のテイストを反映した外観デザインから人気となりました。 そして、スズキは次の一手として、2017年末にコンパクトクロスオーバーSUVの「クロスビー」を発売。 クロスビーのデザインはハスラーに酷似していますがプラットフォームは異なり、ボディサイズは全長3760mm×全幅1670mm×全高1705mmと登録車で定員は5名となっています。 スタイリングはボクシーなフォルムですが、曲面を多用することで張りのあるSUVらしい力強さを感じさせます。また、バンパーやフェンダーアーチとボディのカラーリングを分けることで、アウトドアギアの機能的なイメージを表現。 フロントフェイスは初代ハスラーのファニーな印象に対してサイズが大型化されたことと、スポイラー形状のフロントバンパーの造形が相まって、押し出し感を強調しています。 なお、最低地上高は180mmと余裕があり、4WDモデルでは滑りやすい路面でも駆動力を確保する「グリップコントロール」や、急な下り坂でもブレーキを自動で制御してスピードを7km/hに保つ「ヒルディセントコントロール」を装備するなど、悪路走破性も高めています。 搭載されるパワーユニットは最高出力99馬力を発揮する1リッターの直列3気筒ターボエンジンと、3.1馬力のモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドのみで、全車6速ATを採用し、価格(消費税込、以下同様)は180万5100円からです。

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