ドスパラ秋葉原本店がSSDの購入制限を出した意味(ITmedia PC USER) - Yahoo!ニュース

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ドスパラ秋葉原本店の入り口。2022年2月18日夕方撮影

 ドスパラ秋葉原本店の入り口には「SSDの購入制限」の立て看板が置かれている。1人最大2個までの購入をお願いしており、容量やブランドの条件は付いていない。【写真】入荷した「WD_BLACK SN770 NVMe SSD」

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「水面下ですが、法人さんのまとめ買いは抑えていただいています」

 2021年のHDDマイニングブーム以来、同店はHDDの購入制限を続けているが、SSDに関しては今週新たに追加されたものだ。「マイニングブームのときのグラフィックスカードのような状況ではありませんが、長く続いている半導体不足などの関係から一旦制限をかけさせていただきました」という。 今のところ他店に追随の動きはないが、SSDの動向について警戒する空気は共通している。あるショップは「公には購入制限をかけていませんが、法人さんからの大量発注はちょっとご相談させていただいているところはあります」という。買い手からの需要増といった空気はまだなく、主に供給側の不安感が増している印象だ。 背景には長らく続く半導体不足の他に、1月下旬からキオクシアの国内工場で3D NANDの製造がストップしていることが関係している様子だ。別のショップは「キオクシアの3D NANDを使っているWestern DigitalのSSDが値上がりするという情報があります。市場のSSDの供給に影響が出るのはもう少し先でしょうが、価格の反応は早いですね」と話す。実際にパソコンSHOPアークは、Western Digital製SSDの価格を急ぎ更新したという。 とはいえ、他のブランドの供給には影響が広がっていない。ひとまずはSSD市場全体の動向を冷静に見守るのが得策のようだ。

「WD_BLACK SN770 NVMe SSD」シリーズがデビュー

 その一方で、Western DigitalからはM.2 SSDの新シリーズ「WD_BLACK SN770 NVMe SSD」も登場している。週末に確認できたのは250GBモデルの「WDS250G3X0E-00B3N0」で、価格は7500円前後(税込み)となる。 WD_BLACK SN770 NVMe SSDは、PCIe Gen4対応のシリーズ。250GBモデルに加えて500GB/1TB/2TBモデルもラインアップしている。1TBモデルベースでは、前シリーズの「SN750 SE NVMe」と比べて、最大速度での電力効率が最大20%向上しているという。 1TBモデルの最大転送速度は読み出しが毎秒5150MB、書き込みが毎秒4900MBだ。今回登場した250GBモデルは、読み出しが毎秒4000MB、書き込みが毎秒2000MBとなっている。 入荷したパソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「PCIe 4.0対応で低価格なSSDを求める人向けですかね。本命は1TBや2TBモデルだと思いますが、こちらも選択肢として目立ってくれたら」と話していた。

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