<最新比較>おすすめRPAツール15選!目的別の選び方|テレ東プラス
RPAツールは働き方改革をきっかけに注目され、業務の効率化を図るために多くの企業で導入が進んでいます。しかし、企業規模や業務内容によって、効果のあるRPAツールは異なります。今回は、おすすめのRPAツールを用途別にご紹介し、導入のメリット・デメリット、どんな業務を効率化できるのかを基礎から解説していきます!
RPAツールとは?
RPAとは「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の略称で、従来手作業で行っていた単純作業をロボットによって自動化することを言います。RPAツールでは、データ入力や伝票作成、顧客データ管理、ダイレクトメールの自動配信など、定期的に発生する作業や反復業務、大量業務といった業務の自動処理を行います。さらに、複数のシステムやサービスをまたいで行う作業を自動化することも期待できます。
RPAの資料を一括請求(無料)>※起業LOGの資料請求フォームに遷移します
比較の前にチェック!RPAツールの選定ポイント
RPAツールを選ぶ際には、自社で運用するのに最適なサービスを備えたツールであるかどうかを見極める必要があります。ここで、最適なRPAツールを選ぶための比較ポイントについて見ていきましょう。1.RPAの種類(利用形態)で選ぶRPAツールには、利用形態によって「デスクトップ型」「サーバ型」「クラウド型」の3つの種類があります。▼デスクトップ型デスクトップ型では、パソコン1台から導入が可能で、個々のパソコン内でそれぞれの作業を自動化することになります。大量のデータ処理には向いていませんが、小規模での導入におすすめです。▼サーバ型サーバ型はサーバ内で処理を行うため、業務を横断して一括管理が可能。大量のデータ処理ができるようになります。セキュリティ面にも強く、今後大規模展開を考えている場合におすすめです。▼クラウド型クラウド型は、Webブラウザなどによってクラウドサーバ上で処理を行います。クラウド上で利用できないシステムやアプリケーションとの連携はできませんが、サーバを準備する必要がないため、低コストでの導入が可能です。2.効率化を図りたい業務はなにかRPAツールを選ぶ前に、自社内で効率化を図りたい業務を選定しなければなりません。どのような業務を自動化したいのかが明確になれば、その目的に対応できるRPAツールを絞り込むだけです。利用したいRPAツールがあってもそのまま対応できない場合は、業務の工程を細分化させて、利用可能な工程のみを自動化させることも可能です。3.操作・メンテナンスはしやすいかRPAツールを上手に運用していくためには、操作性やメンテナンスも重視する必要があります。多くの従業員が利用するのであれば、誰にでも操作しやすいツールでなければなりません。RPAツールによっては、誤った指示を行ってもそのまま実行してエラーを発生させることもあります。そのリスクを回避するためにも定期的なメンテナンスが必要となりますが、その調整が容易かどうかも確認しておくとよいでしょう。4.自社に適したサポート体制か RPAツールの導入には、ベンダーのサポート体制も確認しておかなければなりません。初めてRPAツールを導入する場合には、導入支援やサポートが充実したものを選んでおくと、作業の手間も省くことができ、安心して運用することが可能です。社内にRPAの専門知識がある従業員がいなければ、サポート体制が充実しているベンダーを選ぶとよいでしょう。
サポート充実!RPAツールおすすめ5選
1.初心者・非エンジニアでもロボットを作れる『RoboTANGO』画像出典元:「RoboTANGO」公式HP【特徴】・現状業務の操作を画面上で録画するだけで、ロボ作成が可能・1つのライセンスを複数のパソコンで共有利用できる「フローティングライセンス」を標準提供【解説】スターティアレイズ株式会社の「Robo TANGO(ロボタンゴ)」は、単月契約が可能です。社内の業務量に合わせてライセンスの発行調整ができることから、社内のコスト管理にも役立ちます。ただし、月の途中で契約開始または契約終了しても、日割計算ではなく満額課金されます。【料金プラン】▶初期費用:10万円(税抜)~▶月額利用料 スタンダードプラン:5万円(税抜)~▶無料トライアル:あり(期間不明)▶提供形態:オンプレミス2.シェアNo.1の国産RPAツール『WinActor』画像出典元:「WinActor」公式HP【特徴】・パソコン1台からでも簡単に導入が可能・Windowsやブラウザとの親和性により、大量のデータを高速処理することが可能【解説】NTTアドバンステクノロジ株式会社が提供する「WinActor」は、NTTグループで開発された純国産のRPAツールです。導入のしやすさと安定性により、導入実績は1,900社を超えています。複数のパターンによるロボ作成の方法があることから、操作に慣れるまで多少時間がかかるケースがあります。【料金プラン】▶初期費用:100万円(税対応不明)▶利用料(税対応不明)・実行専用版:1ライセンス248,000円/年・フル機能版:1ライセンス908,000円/年▶無料トライアル:不明▶提供形態:パッケージソフト3.社内システム・外部APIとの連携が得意『Robotic Crowd』画像出典元:「Robotic Crowd」公式HP【特徴】・ソフトウェアのインストールや導入コストが不要で、導入後すぐに稼働可能・クラウド型なので、利用しているブラウザから誰でも簡単に操作が可能【解説】株式会社チュートリアルの「Robotic Crowd」は、ブラウザを開くだけで利用できるSaaS型のRPAツールです。多くの人数の同時アクセスも可能で、他部門との連携が容易です。サポートはチャットですが、平日10:00~17:30のみの対応となる点に注意が必要です。【料金プラン】▶初期費用:お問い合わせが必要です。▶月額利用料:お問い合わせが必要です。▶無料トライアル:2週間▶提供形態:クラウド4.ノーコードの直感的な操作で誰でも利用できる『batton』画像出典元:「batton」公式HP【特徴】・業界初のAIを搭載。AIによる自動検出で、異なる環境でも利用可能・充実したサポート体制により、社内にRPAの専門知識がなくても安心【解説】株式会社battonのRPAツールは、正確なAIにより、パソコンや環境が変わってもそれまで同様の動作が可能です。1つのアカウントで、時間別に複数の作業の実行もできます。Macやタブレットへのインストールにはベンダーへ相談する必要があります。【料金プラン】▶初期費用:不明▶月額利用料:1ライセンス:98,000円(税別)▶無料トライアル:30日間▶提供形態:クラウド5.初期費用無料&月額30,000円の低コスト『ASTERIA Warp Core』画像出典元:「ASTERIA Warp Core」公式HP【特徴】・ノーコード環境により構築期間を大幅に短縮できるため、プログラミング経験が無くても利用可能・さまざまな形式のデータやシステムと接続して、簡単に柔軟な連携が可能【解説】アステリア株式会社の「ASTERIA Warp Core」は、専門的技術なくして誰もが利用できるRPAツール。企業内で利用するシステムやクラウド上のデータとスムーズな連携が可能です。接続先が豊富な反面、利用のために追加コストがかかることも念頭に置く必要があります。【料金プラン】▶初期費用:0円▶月額利用料: 3万円(税対応不明)▶無料トライアル:オンプレミス 30日間、クラウド 5日間▶提供形態:オンプレミス/クラウド
RPAの資料を一括請求(無料)>※起業LOGの資料請求フォームに遷移します
その他おすすめRPAツール
1.UiPath画像出典元:「UiPath」公式HP【特徴】・はじめての導入におすすめ(初心者でも使いやすい)・オンプレミス、クラウド、SaaSなど、多彩な導入形態に対応・RPAツールの導入から管理まで、豊富な支援ツールにより利用可能【解説】UiPath株式会社が提供する「UiPath Platform」は、専門知識がなくても開発が可能なRPAツールです。RPAに関する全プロセスをカバーするだけでなく、高度な作業の自動化にも対応しています。ただし、元々が英語のシステムであるため、マニュアル等には英語表記やしっくりこない日本語表記がされていることがあり、分かりづらいとの声もあります。【料金プラン】▶初期費用:料金はお問い合わせが必要です。▶月額利用料:料金はお問い合わせが必要です。▶無料トライアル:あり(期間不明)▶提供形態:オンプレミス/クラウド2.ipaSロボ画像出典元:「ipaSロボ」公式HP【特徴】・特定の業務からはじめて徐々に拡大していきたいスモールスタートにおすすめ・パソコン1台からでも始められるため、初期投資を抑制可能・パソコンの基本操作だけで自動化のスクリプトが作成可能【解説】株式会社デリバリーコンサルティングが提供する「ipaSロボ」は、日本国内で開発されたRPAツールです。プログラミング技術がなくても簡単に条件分岐の設定が可能なため、導入しやすいタイプと言えます。利用料金がやや高めに設定されているところが難点です。【料金プラン】▶初期費用:0円▶月額利用料:フル機能版:12万円(税表示不明) 実行専用版:3万円(税表示不明)▶無料トライアル:1ヵ月▶提供形態:オンプレミス3.RaQubo画像出典元:「RaQubo」公式HP【特徴】・はじめての導入におすすめ(サポートが充実)・直感的な操作だけで作業が可能・専門知識がなくても簡単にシナリオ設定が可能【解説】株式会社デジタルワークスが提供する「RaQubo」は、1ライセンス月額5万円から利用できるRPAツールです。簡単な操作で作業ができることから、即座に現場のニーズに対応が可能です。ツールの開発支援に関するサポートを必要とする場合は、コストがかかるケースもあります。【料金プラン】▶初期費用:20万円(税対応不明)▶月額利用料(税対応不明)・ベーシックプラン:5万円・プロプラン:8万円・エキスパートプラン:20万円・プレミアムプラン:15万円~▶無料トライアル:30日間▶提供形態:オンプレミス4.JobAuto画像出典元:「JobAuto」公式HP【特徴】・はじめての導入におすすめ(初心者でも使いやすい)・学習コンテンツにより基本操作の習得が可能であり、専門的な知識が不要・ロボットのエラー発生時のトラブル検知が早い【解説】株式会社シジャム・ビーティービーの「JobAuto」は、他のベンダーではオプション扱いのロボットのスケジュール管理機能や実行ログ管理機能を標準装備。同等の性能を要するのであれば、他社製品よりもかなりコストを抑えることが可能です。Webマニュアルに不完全な部分がありますが、メールサポートの回答が非常に早く分かりやすいため、不明点はすぐに問い合わせると良いでしょう。【料金プラン】▶初期費用:0円▶月額利用料:8万円(税抜)▶無料トライアル:あり▶提供形態:オンプレミス5.EzRobot画像出典元:「EzRobot」公式HP【特徴】・はじめての導入におすすめ(サポートが充実)・最小限の機能で誰もが簡単に利用可能・無料で回数無制限の手厚いサポート【解説】株式会社RPAソリューションズの「EzRobot」は、ITに不慣れな事務スタッフでもすぐに使えるのが魅力。専門的な知識がなくても最小限の操作だけで利用することができます。マニュアル等の説明が冗長との指摘もありますが、あまりプログラミング用語を使用していないのは初心者・非エンジニアにはありがたい点です。【料金プラン】▶初期費用:0円▶月額利用料:・1台目:5万円(税別)・2台目以降:4万円(税別)▶無料トライアル:なし▶提供形態:パッケージソフト6.BizRobo!画像出典元:「BizRobo!」公式HP【特徴】・特定の業務からはじめて徐々に拡大していきたいスモールスタートにおすすめ・国内初の紙業務用RPAにより多くの工数とコストを削減・企業の利用状況に応じたプランが選択でき、スモールスタートも可能【解説】RPAテクノロジーズ株式会社が提供する「BizRobo!」は、円滑なRPA利用のため、過去の成功や失敗に基づいた10年分のナレッジを公開しています。10万ロボットを超える開発及び運用実績があるため、企業のニーズに最適な環境を構築することが可能です。RPAツールを自在に使いこなす専門的な知識と対応力を要するため、状況によって社員すべての負担軽減とはならない可能性もあります。【料金プラン】▶初期費用:0~20万円(税対応不明)▶利用料(税対応不明)・パブリッククラウド型:4万円 / 1環境 + 従量課金あり・プライベートクラウド型:240万円 / 年 + 従量課金あり・オールインワン:120万円~180万円 / 年・クライアント型:90万円 / 年▶無料トライアル:あり(期間不明)▶提供形態:オンプレミス/クラウド/パッケージソフト7.Blue Prism画像出典元:「Blue Prism」公式HP【特徴】・他システムや基幹業務との連携が得意・グローバルシェアNo.1を誇る高度な管理機能を提供・強固なセキュリティ体制により、安心して利用することが可能【解説】Blue Prism社は「RPAのパイオニア」と言われており、高度な管理機能を備えるRPAツールを提供しています。世界的に知名度も高く、高い評価がシェアNo.1という実績からも伺えます。簡易的なマニュアルしかないため、RPAツールを初めて導入する場合には少々手こずる可能性があります。【料金プラン】▶初期費用:お問い合わせが必要です。▶月額利用料:お問い合わせが必要です。▶無料トライアル:30日間▶提供形態:オンプレミス/クラウド8.Automation Anywhere画像出典元:「Automation Anywhere」公式HP【特徴】・他システムや基幹業務との連携が得意・柔軟性と拡張性に優れたRPAツールで、スムーズな導入が可能・「IQBot」により人間の介入なく人間同様の意思決定が可能【解説】世界中で利用されている「Automation Anywhere」は、日常的に使用するシステムと連携させて、拡張ツール同様に利用できる便利なRPAツールです。企業のニーズに合わせてスムーズな導入が可能である一方、マニュアルの詳細部分が英語表記であるため、専門的知識がないと理解に時間を要するケースもあります。【料金プラン】▶初期費用:お問い合わせが必要です。▶月額利用料:お問い合わせが必要です。▶無料トライアル:なし▶提供形態:クラウド9.BizteX cobit画像出典元:「BizteX cobit」公式HP【特徴】・はじめての導入におすすめ(サポートが充実)・低コストでスピーディーに運用可能なクラウド型RPAツール・営業から人事、マーケティングなど、さまざまな業種で利用が可能【解説】BixteX株式会社が提供する「BixteX cobit」は、クラウド型のRPAツール。基本的にはブラウザ上での業務に対応していて、継続的にアップデートされるので便利です。RPAに関する専門知識がなくても導入可能ですが、ブラウザ対応のツールなので基幹システムには未対応となっています。【料金プラン】▶初期費用:0円▶月額利用料:エントリープラン:2万円(税対応不明)▶無料トライアル:7日間▶提供形態:クラウド10.Robo-Pat DX画像出典元:「Robo-Pat DX」公式HP【特徴】・はじめての導入におすすめ(サポートが充実)・無料トライアルで1ヵ月3アカウントまで利用可能・豊富な無料サポートにより、RPA初心者でも安心して導入が可能【解説】株式会社FCEプロセス&テクノロジーの「Robo-Pat DX」は、無料で業務診断、スクリプト作成支援、その他運用支援などを受けることが可能なRPAツールです。システムやアプリケーションを問わず操作可能なため、RPA初心者や専門知識がなくても安心して利用することができます。スタンドアロンタイプのツールであり、セキュリティ対策は万全であるものの、限定されたパソコンでしか利用できなくなります。【料金プラン】▶初期費用:0円▶月額利用料(税対応不明)・実行用ライセンス:1ライセンス4万円・フル機能ライセンス:1ライセンス12万円▶無料トライアル:1ヵ月▶提供形態:パッケージソフト
RPAの資料を一括請求(無料)>※起業LOGの資料請求フォームに遷移します
RPAツール導入の注意点【はじめに検討すべきこと】
RPAツールを導入しても、思ったような成果が得られないケースがあります。自社でそうならないためにも、次の点を念頭にRPAツールを選びましょう。1.RPAツール導入の目的を明確化RPAツールにより業務の効率化を図るためには、ツールを導入する目的を明確にしておかなければなりません。目的があやふやなまま導入してしまうと、性能の良いRPAツールを導入しても、その効果を最大限に活かせなくなってしまいます。RPAツールを導入する目的や解決したい課題について、社内でしっかりと共有するようにしてください。2. RPAツールで自動化する業務の選定RPAツールによって自動化する業務についても、しっかりと選定しておく必要があります。現場で作業する社員にヒアリングを行い、自動化を適用する業務の洗い出しを行ってください。幅広い業務に対応できるRPAツールですが、人的判断を要する工程がある作業や、頻繁なルール変更がある業務はあまり向いていないため、自動化ができない場合もあります。それでも自動化を望むのであれば、現状の業務を整理した上、工程を分割化して、RPAで対応可能となるまで簡略化しておくとよいでしょう。3.導入後のサポート体制RPAツール導入後、社内の担当者が使用方法を熟知していれば問題はないですが、そうでなければベンダーのサポートが重要になります。操作方法の確認だけでなく、システムエラーへの対応について、正しく丁寧にサポートしてくれるベンダーだと安心して任せることができます。RPAツールをうまく運用するためにも、ベンダーのサポート体制を確認しておくことをおすすめします。
まとめ
今回ご紹介したRPAツールを利用すれば、これまで時間を費やしてきた業務の効率化を図ることが可能になります。自動化させた業務に割いていた人員やコストを他の業務に回すことができるため、企業の生産性アップにもつながります。RPAツールの導入を考えているのであれば、ぜひ今回ご紹介したツールを検討してみてください。
料金などのサービスについてより詳しく知りたい方は資料を参照ください。(※以下から資料請求できないサービスもございます)RPAの資料を一括請求(無料)>※起業LOGの資料請求フォームに遷移します
画像出典元:o-dan