災害時、スマホ「約5000台」充電も可能! “もしもの時”に頼りになる「非常時給電システム」搭載車とは?
(左から)松浦由美子さん、ユージ、吉田明世。トヨタのコンパクトハイブリッド・新型アクアの前で
9月は「防災月間」。災害に強いメディアであるラジオの日本最大ネットワーク、TOKYO FMをはじめとするJFN38局が「もしもの時の備えのヒント」を1ヵ月にわたってお届けしました。9月26日(日)は、その総集編として特別番組「聴く防災訓練~もしもに、いい。ラジオ~ supported by TOYOTA AQUA」をオンエア。パーソナリティのユージと吉田明世が「もしもの時の備え」を紹介していきました。この記事では、そんな「もしもの時」の頼りになる車、トヨタのコンパクトハイブリッド・新型アクアに標準装備された「非常時給電システム」を体験した模様をお届けします。
吉田:ここからは、新型アクア全車に標準装備される「非常時給電システム」を体験していきます。トヨタ自動車 国内事業部・松浦由美子さんにお話を伺っていきます。ユージ:今年7月に発売となった新型アクアの大きな特徴が「非常時給電システム」ということですが、どういうものですか?松浦:新型アクアには、アクセサリーコンセントが全車に標準装備されています。停電のような非常時に「非常時給電システム」にすると、車両の走行機能を停止した状態で、発電する電気を取り出すことが可能になります。電気ケトルやドライヤーといった電気製品が使えるようになり、車が「移動する電源」となります。ユージ:それはすごい! とっても心強い話ですが、どういう思いで今回の新型アクアに装備することになったのでしょうか?松浦:日本中の方々に乗っていただいているアクアだからこそ、「もしもの時」に役立つ給電システムを全車に標準装備することにこだわりました。ユージ:防災への強い思いを感じます。ちなみに新型アクアにはアクセサリーコンセントがついていて、「普段、家で使っている電気製品が使える!」ということなんですね。例えば、どんな電気製品が使えるのでしょうか?松浦:車の後部座席の足元に、ご家庭にあるものと同じ形の「コンセント」が装備されています。「車で電源を取る」というと、シガーソケットを思い浮かべるかもしれませんが、シガーソケットは使用可能電力が低めです。一方、こちらのコンセントからは、最大1500Wまでの電力供給が可能です。吉田:最大1500W、結構な電力ですよね? 例えばどんなものが使えますか?松浦:電気ケトル、扇風機、IH炊飯器、スマホ……など、「もしもの時」にあると役立つ電気製品を合計1500Wの範囲内で「同時」に使用することができます。ユージ:すごいパワーですね! ということは、非常時でも温かい食事を取ることができますし、赤ちゃんがいるご家庭では、ミルクをつくるお湯を沸かすこともできますよね。また、携帯電話を車で充電できるので、連絡が途絶えて孤立する不安を軽減することもできますね。災害時は電気の復旧に時間がかかることもあると思いますが、アクアの非常時給電システムは、どのくらい持久力があるのでしょうか?松浦:あくまでも目安ですが、被災から電力が復旧するまで、一般的に4日間ほどかかると言われています。新型アクアでは、ガソリンが満タンであれば、一般家庭の1日の消費電力とされる400Wの消費であれば、約5日分の電力を供給することができます。スマホなら約5000台分の充電、LED電球なら約7000時間分の点灯に相当します。
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