ネットワーク内の他端末が見えない!「プライバシーセパレーター」が有効になってない?
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一般論でいえば、同じネットワーク(LAN)に接続している端末同士は、他のデバイスを経由せず直接通信できます。たとえば、1台のルータ兼Wi-Fiアクセスポイントが設置されたLANの場合、同じアクセスポイントに接続したパソコンやスマートフォンは、互いの存在をネットワーク上で確認し、1対1で通信できます。【画像】プライバシーセパレーター機能のイメージしかし、ある機能が搭載されたルータの場合、同じネットワークに接続しているパソコンやスマートフォンが通信できない、互いの存在を確認できないことがあります。その原因が「プライバシーセパレーター機能」。この機能が有効なルータ(そのルータが提供するアクセスポイント=SSID)に接続した端末は、他のSSIDに接続している機器との通信が禁止されるのです。SSIDに接続したそれぞれの端末は、ルータを除けば外部(インターネット)としか通信できません。端末のプライバシー/セキュリティを守るという点でプライバシーセパレーター機能は効果を発揮しますが、ネットワークプリンタに出力できない、パソコン上の共有フォルダにアクセスできない、といったトラブルの原因になります。なお、プライバシーセパレーター機能は、ルータに最初から用意されているSSIDと紐付けられていることもあります。メーカーにより仕様は異なりますが、たとえば「guest」が含まれるSSIDに接続するとプライバシーセパレーター機能有効、含まれないSSIDに接続すると無効、というルータが存在します。LAN上の他の端末/サービスにアクセスできない場合には、ルータの設定とともに接続するSSIDを確認しましょう。
海上忍
最終更新:PHILE WEB