スマホにCDを取り込める「CDレコ6」 - USB/SDカードコピーやディスプレイオーディオに対応 | マイナビニュース マイナビニュース マイナビ
CDレコ6(ブラック)
CDレコ6(ホワイト)
基本機能は前モデル「CDレコ5」を踏襲し、スマートフォンとWi-Fi経由でワイヤレス接続し、アルバム1枚(約60分)を4分程度で取り込める。gracenoteから楽曲情報を自動取得するため曲名などの入力の手間がかからず、再生や管理も同じアプリで行える。iPhone/Androidスマートフォンのほか、Android搭載ウォークマンにも対応する。
大きさは約145(W)×168(D)×17(H)mm、重さは約400g。ボディカラーはブラック、ホワイトの2色。基本的にはACアダプタ駆動だが、専用ケーブル「ISCB-CD100K」(別売) を用意すればモバイルバッテリーでも使用できる。2.4GHz帯および5GHz帯のWi-Fi(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)に対応する。
対応OSはiOS 11.0~15.0、iPadOS 13.0~15.0、Android 6.0~12.0。AndroidウォークマンではNW-WM1ZM2/NW-WM1AM2/NW-A100シリーズ/NW-ZX500シリーズに対応する。
USBメモリ/SDカードへのバックアップや楽曲持ち出しが可能に
新たにUSBポートとSDカードスロットを搭載し、スマートフォン内の音楽データをコピーして持ち出せるようになった。CDレコで取り込んだ曲だけではなく、iTunesから転送した曲や各種ストアで購入・ダウンロードした曲もDRMがかかっていないデータであれば転送できる。
従来から対応しているDVDバックアップよりも大容量の音楽ライブラリを管理しやすくなる上、ウォークマンSシリーズなどのAndroidベースではない音楽プレーヤーやメモリー再生機能付きのカーナビにも曲を移せる。カーナビ特有の「メタデータがしっかり読み込まれず、アルバムの曲順が崩れる」といった問題にも配慮し、タイムスタンプやファイル名の工夫により各社カーナビで正しい曲順になるよう設計している。
また、バックアップ・持ち出し機能のために搭載したUSBポートを活用したおまけ機能も用意。ドライブにUSBスピーカーを接続して電源を入れれば、アプリ不要の簡易的なCDプレーヤーとして使える。
自動車のディスプレイオーディオに対応予定
カーリスニング向けの機能としては、USBメモリやSDカードにデータを入れてカーナビで再生する方法のほかに、近年採用が増えているディスプレイオーディオとの連携に対応した。
ディスプレイオーディオとは頭脳部分を持たないカーナビのようなもので、iPhoneのCarPlayやAndroid Autoといったスマートフォンとの連携を前提に、画面やオーディオ機能のみを車に備えるシステム。たとえばトヨタ自動車の場合、2019年秋以降に発売された新型車の多くがディスプレイオーディオを標準搭載している。
CDレコの専用アプリ「CDレコミュージック」がディスプレイオーディオに対応することで、スマートフォンでダウンロード購入した曲もCDから取り込んだ曲も、同じ操作でかんたんに車内で聴けるようになる。
ディスプレイオーディオは後日、専用アプリのアップデートで対応する。CDレコ6の購入者は無料で利用でき、従来モデルのユーザーにも有償で提供する予定。
「CDを取り込んで聴く」で終わらないアプリが売り
CDレコシリーズは初代モデルの発売から8年を迎え、長年買い集めたCDをPCレスでデータ化できるというところに留まらない需要を開拓している。
サブスクリプション型音楽配信サービスが普及するなかでも、サブスク未解禁のアーティストのCDを買い続けるファンは少なからず存在するほか、2020年に対応したビルボードチャート連携により「CD楽曲を聴く」以外の目的が生まれた。CDレコでの取り込み回数がビルボードチャートの順位に反映されるようになり、応援につながるため、有名アイドルグループのファンの間でも「推し活」ツールとして広まっているという。
SDカード/USBメモリでの楽曲持ち出し、ディスプレイオーディオ対応といったCDレコ6の新機能からも読み取れるように、CDをリッピングして聴くだけではなく、スマートフォンでの音楽管理を1カ所で完結できる高機能なアプリで競合製品との差別化を図る。
2021年12月にはApple Musicとの連携にも対応。アルバムやアーティストによってアプリを行き来しなければならないわずらわしさをなくし、ダウンロード楽曲、CD楽曲もサブスク楽曲も同じアプリで聴ける環境を提供している。