Duolingoを試してみた。評判通り楽しいし効果をレビューしてみる

SNSの発展に伴い、お気に入りの海外の有名人をフォローしたり、外国人の友達も気軽にできるようになりました。

外国語の記事や投稿を読むのにGoogle翻訳やSNSに備えられている翻訳機能使えば、大体の内容は把握できるようなっています。

しかし、機械翻訳は日々向上されているとは言え、完璧ではありません。

記事や投稿を読むだけなら機械翻訳でも概要は掴めますが、投稿へコメントをしたい時や海外の友達とのチャットを楽しみたい時、

ボイスチャットなどで正解に気持ちを伝えるには限界があります。

やはり、自身で外国語を習得するのが一番です。外国語の学習方法としては

などが挙げられます。

外国語スクールと海外留学は費用がかかります。勉強したい言語の国の人と言語交換も有効ですが、お互いに共通で話せる言語がある事が第一条件になりますし、お互いの時間の都合などもあります。

お金をかけず、且つ、好きな時間に学習したいのであれば、独学が一番です。

今回は語学学習アプリの中でも特に楽しくって効果のあるDuolingoを紹介し、その効果をレビューします。

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Duolingoとは何か?

「世界で一番ダウンロードされている」と言われているDuolingoですが「Duolingoって何?」と仰る方も、まだ多くいらっしゃると思います。

まずDuolingoについての歴史や概要をお伝えいたしますね。

Duolingoはピッツバーグでカーネギーメロン大学のルイス・フォン・アン 教授(ReCAPTCHAの創始者)と彼の教え子の大学院生セヴァリン・ハッカーによる研究プロジェクトとして開始しました。

その後、Antono Navas、Vicki Cheung、Marcel Uekermann、Brendan Meeder、Hector Villafuerte、Joe Fuentesも開発に参加。

このプロジェクトはもともとはマッカーサー基金とアメリカ国立科学財団がスポンサーでした。

カーネギーメロン大学からスピンアウトした後、シリーズAの予算調達にUnion Square Venturesと俳優のアシュトン・カッチャーが運営するA-Grade Investmentsから資金提供を受けます。

その後もNEA、クライナー・パーキンス、グーグル・キャピタルなどのベンチャーキャピタルからシリーズB(1500万USドル)、シリーズC(2000万USドル)、シリーズD(4500万USドル)の資金調達を得て開発を進めて行きました。

そして、2011年4月に一般向け構想が発表され、2011年11月30日にはウェブ版のベータ版を公開し、2012年6月19日には一般公開後、2012年11月13日にDuolingoはiOSアプリをApp Storeにリリースしました。

2013年5月29日にはDuolingoはAndroid版もリリースし、

リリース後の最初の週で100万回以上ダウンロードされ、瞬く間にGoogle Playストアでナンバー1アプリになり、2013年12月にはAppleより教育アプリ初の年間iPhoneアプリ賞を受賞しています。

つまり、Duolingoは優秀な研究者が様々な機関から開発援助を受けて開発した凄い語学学習アプリなのです。

また課金も広告もないので、無料で語学学習ができます。

TIMESなどのマスコミ各社も

「語学学習が楽しくないと言うイメージを根本的に変えてくれるかもしれない。」

「未来の教育の秘密を握っているかもしれない。」

「無料言語学習アプリをはるかに超えている。」

「どんな言語学習アプリも、Duolingo にはかなわない。」

と絶賛しています。

続いて、Duolingoの特徴について解説します。Duolingoの特徴を簡単にまとめると

の4つです。

完全無料の理由ですが、Duolingoの収益は学習の一環と称して上級利用者を翻訳活動に招待しコンテンツを翻訳や投票をさせ、

そのコンテンツの翻訳を依頼した企業がDuolingoに翻訳料を支払うという仕組みによって得られているのです。

ですので、アプリ内に広告が表示される事もなければ、アプリ内課金もありません。

学べる外国語のコースは、日本語話者が現在学べるのは英語のみですが、英語話者が英語が学べるコースにはスペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語など、ロシア語など約20言語のコースがあります。

もし、英語が堪能ならばトライリンガルやマルチリンガル目指して多くの言語を学ぶのも良いですね。

早速、Duolingoを使ってみよう!

それでは、Duolingoの使用方法について解説いたします。

Duolingoをダウンロードする場所はiOSの場合はApp Store、Androidの場合はGoogle Playです。入手先は下記のリンクを参照下さい。

アプリのみならず、web上でもFacebook等のアカウントを利用した会員登録が可能ですが、ここではアプリでの使用方法を解説します。

Duolingoをインストールしたら早速、アプリを起動しましょう。アプリを起動し「学習を始める」をタップするだけ始められます。

他アプリでは最初にユーザー情報の入力が必要なケースが殆どですが、Duolingoはこの段階ではユーザー情報の入力しません。

続いて学習したい言語を選択します。使用言語が日本語の場合は選択肢は英語のみです。学習する言語を選択した後は学習目標を選びます。

学習目標は1日5分の「カジュアル」、1日10分の「普通」、1日15分の「本気」、1日15分の「超難しい」の4種類です。

目標は後で「設定」から変更できますので、カジュアルや標準で物足りないと感じたら本気や超難しいに変更してみると良いでしょう。

Duolingoを試してみた。評判通り楽しいし効果をレビューしてみる

次に初級者か中・上級者のどのレベルから始めるかを聞いてきますので選択しましょう。

初級者を選んだ場合は基本からスタートします。

中・上級者を選択した場合は、まずプレースメントテストを受けます。

プレースメントテストを受けて、合格基準に達している場合は基本をスキップする事ができます。

もし、プレースメントで合格基準に満たない場合は基本からのスタートとなります。

Duolingoの学習内容は単語の意味を答える、文章を訳す、音声を聞いて入力する、文章を読み上げるなど多彩です。

単語が表示された写真の中から当てはまる写真を選ぶという簡単だけど単語の習得に役に立つ問題もあります。

音声を聴いて入力する問題は、もし音声が早くて聴き取りにくい場合は、スピーカーマーク横にある亀のマークをタップすれば、ゆっくり発声してくれます。

発声は、正確に大きな声で喋らないと認識してくれないので、思い切りよくやりましょう。

また、いくつかの単語が表示され、並び替える問題やヒントなしで訳文を直接入力する問題もあります。

こんな感じです。

上記の画像は使用言語が英語で学習する言語がロシア語の場合ですが、イメージは伝わるかと思います。

レッスンが終了すると10XPが貰え、プロフィール作成画面が出てきます。名前・メール・パスワードを入力するだけでOKです。

プレースメントテストを受けた場合は自身にあった段階からのスタートとなります。基本からのスタートが望ましい場合は、その旨の案内が表示されます。

このプレースメントテストも自分の弱い部分がわかりやすいのでチャレンジしてみると良いでしょう。

次の段階には鍵がかかっていて、順を追って学習していきレッスンをクリアしなければ、次の段階でに進めない仕組みになっています。

レッスンを修了する毎に貯まっていく「ジェム」や、レッスン中に間違えたとしても、間違いの許容範囲を示すボーナスポイント「ハート」が貯まったり、友達や世界中のユーザー、botと対戦することも可能などゲーム的要素もあります。

ジェムは初期の段階では2レッスンクリアすれば、もらえます。その後は進捗具合によってジェムが貯まっていきます。

ジェムはアプリ内で使用するアイテムを購入したり、ライフを回復することもできます。

アイテムには、1日目標達成できなかった日があっても連続日数のカウントがリセットされない物、7日間連続で目標を達成すると5✕2倍のジェムが獲得できる物、タイマー機能が使えるようになる物やキャラクターの服などもあります。

Duolingoのレビュー

それでは、実際にDuolingoを実際にやってみて感じた事をレビューしていきます。

とにかく完全無料とは思えないほど素晴らしいアプリです。

その素晴らしさを順番にお伝えしていきます。

まず感じたのは、最短5分から最長20分と言うお手軽さについて「これなら3日坊主にならずに続けられる!」でした。

独学で1時間、2時間と一定の時間を決めて学習するには、性格によるかも知れませんが途中で飽きてしまったり、急な用事で学習しようと思っていた時間が取れなくなってしまったりという事もあり、結局、続かないという事もあります。

しかし、5分〜20分ならば手の空いた時や通勤・通学の途中、休憩時間や家事の合間などの「隙間時間」を利用して学習する事ができます。

「1時間勉強しよう!」と気負っても丸々と1時間を確保して学習するのは、なかなか難しいです。

しかし、15分の隙間時間を利用すれば1日に4回で簡単に1時間をクリアできます。1時間を4回、3回に分けるのは集中力も途切れないですし、飽きずに続けられそうです。

もう一つは、テキストだけの表示ではなく、写真やイラストなどの視覚的要素も取り入れられていて楽しいです。

セクション内では似たテーマの単語や表現が続くという繰り返しもあるので、楽しみながら学習効果が着々と表れるのを実感しました。

単語や読解力ではなく、リスニングや発音、スピーキングなどにおいても実践的な力が身につきます。リスニングも発音やスピーキングも独学ではなかなか難しいです。

リスニングやスピーキングについては海外留学が一番とも言われています。しかし、Duolingoはリスニングに関してはネイティブが発声している単語や文章を使用していますし、自身が話した音声は解析され間違いを指摘してくれます。

対人ではなくスマホやタブレットに向かって話すのは少々寂しいですが、Duolingoはリスニングやスピーキングに関しても留学と遜色ないように思えます。

また、独学での学習は、孤独になりがちでモチベーションが下がりがちですがDuolingoは、モチベーション維持にも力を入れています。

例えばコースを終了する毎に成績表が現れるので成果を実感できますし、友達はもちろん、世界中のユーザーやbotと対戦することも可能だったり、コミュニティに加入すると情報交換や教えあいもできまるので、孤独にならずモチベーションを維持できます。

レッスンを修了する毎に貯まっていく「ジェム」を、様々なアイテムと交換できるのも、まるでゲームのような感覚で楽しめるので本当に飽きる事なく学習を進めていく事ができます。

このゲーム感覚で楽しめる点もモチベーション維持に一役かっているようです。

最初の段階は本当に基本的ですし、簡単過ぎると感じる人も多いようですが、意外と単純なところで間違ってしまったり「a」や「the」を付けるべき箇所につけず、逆に付けなくてよい箇所につけたりなどのケアレスミスや思い込みも発見できます。

最初は簡単過ぎて物足りなく感じましたが、レッスンが進むごとに難易度はあがりますし、レッスンの難易度がアップするのと同時に自分の中にあった思い込みやケアレスミスも修正されていきます。

また、Duolingo上は非常に将来性に役立つ可能性のあるアプリです。

というのも、2014年にDuolingo語学検定試験なる検定を受けられるDuolingo Test Centerが2014年に公開されました。

このDuolingo Test Center では、パソコンやAndroid、iOSから20ドル支払って語学検定試験を受験する事ができます。受験後48時間以内に採点がされ、スコアが通知されます。

なんと、この成績は将来的に公的な英語力の証明として使えるのではないかと言われています。現在も、ビジネスに特化したSNSであるLinkedInなどでは、Duolingo語学検定試験での成績をプロフィールに公式表示することが可能になっています。

また、米国では一部の大学がTOEFLに代わる受験資格としてDuolingo語学検定試験の採用を検討しているそうです。

以上の観点からDuolingoは、外国語を勉強したい方は、必ず入れておくべきアプリだと言えます。

Duolingoの使用感まとめ

以上、Duolingoについての紹介やレビューでした。

Duolingoはとにかく、隙間時間を利用して学習ができますし、やっていて本当に楽しいです。

お金をかけて語学学校や海外留学をするのは、確かに本場の言語を身につけるのにはベターですが、Duolingoでの無料の「隙間時間留学」も中々良いです。

Duolingoの他に「iKnow」や「Babel」も試して見ました。「iKnow」や「Babel」も優良なアプリですが、完全無料なとこやゲーム感覚で楽しく学べる点でDuolingoをオススメしたいです。

コツコツと毎日、続けて行くだけで着々と力がついていく、Duolingoを是非とも試して、その楽しさや効果を実感してみてください。

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