ポイ活の本丸は貯め方よりも使い方!主要ポイント4社の出口戦略とは

要注意のポイ活あるあるとは?

ポイ活の本丸は貯め方よりも使い方!主要ポイント4社の出口戦略とは

「ポイ活」という言葉が流行ってポイントを貯める人が増えている一方で、「面倒くさい」とポイ活を避けているという話もよく聞かれます。お得さよりも面倒さが勝ってしまう背景には、どれほどの利益があるか見えづらいという点と、貯めたポイントの使い方がいまいち分からないという点があるのではないでしょうか。【画像】要注意のポイ活あるあるとは?今回はポイントの「使い方」である出口戦略に焦点を当て、かんたん・お得にポイ活を楽しむ個人の体験談をお話ししていきます。■ポイ活の強い味方!スマホアプリを活用しようこれからポイ活のお話をすすめていくうえで、ポイントカードはスマホアプリで活用することを強くおすすめします!【カードを持ち歩かなくていい】ポイントカードをアプリに移行すると、カードを持ち歩く必要がなくなります。大量のカードがお財布からなくなるのは軽快です。【ポイント残高や失効期限がひと目でわかる】アプリならではの利点として、ポイント残高や失効期限を画面で確認できる点が挙げられます。特に失効期限は、ポイントを最大活用するためにも、こまめにチェックしたいものです。【電子クーポンが使える】アプリ上なら、画面に表示して店員さんに見せるだけでポイントが付与されます。また、自動で割引される電子クーポンが使えることもあります。こちらについてはチェックが大変なので、ズボラにポイ活をするなら無視してもOKです。【バーコードでそのまま支払える】ポイント残高が十分にある場合は、お店の会計をポイントのみで済ませることもできます。他の決済を用意せずに買い物が終わるのは思いのほか快適です。【残高が多いポイントは「〇〇Pay」で現金代わりにも】数千~数万単位で残高があるポイントの場合、対応する「〇〇Pay」を用意するとさまざまな支払いに使えます。「〇〇Pay」の利点としては、ポイントカード加盟店以外でも取り扱っている個人店が多いところです。【失敗談・もたつかないようにレジ前でアプリを準備しよう】アプリの大きな欠点として、まず起動が遅いことがあります。また、広告が表示される、知らないうちにログアウトしていてID・パスワードの再入力が必要など、なにかとトラブルが起こります。レジの順番が来てからアプリを立ち上げるともたついてしまうので、レジに並ぶ前や行列中にアプリの確認をする習慣をつけましょう。■楽天ポイント・お得度MAXだが管理が大変現在、最大手ポイントといわれることも多い楽天ポイントですが、期間限定が多く戦略的なポイ活が求められます。【通販を楽天市場に集約するとどんどん貯まる】楽天ポイントは、通販を楽天市場にしたり、楽天関連のサービスを集約・利用したりすることでどんどん貯まります。仮にスーパーセールで「ポイント10倍(1%が10%になる)」を達成すると、一万円の買い物で千円分のポイントが入ります。【期間限定ポイントが多い!どんどん使うこと】楽天の「ポイント〇倍」は、最初の1%(通常ポイント)以外は、使用期限が1~2カ月以内の期間限定ポイントとなります。これを失効しないためには、とにかくポイントを使いまくることを意識します。【出口戦略・コンビニや飲食店でポイント払いする】楽天ポイントは、楽天市場の買い物でもちろん使えますが、コンビニや飲食店でも使用できます。数百円の低額の買い物や飲食で、どんどん期間限定ポイントを消化するのが吉です。■dポイント・全てのポイントに4年の期限ありdポイントは、獲得したポイントの期限が48カ月に設定されています。アプリなどでdポイントの使用期限を確認すると、月ごとの使用期限と残高を確認できます。【dポイントの使用期限は4年・貯められるかを考えましょう】dポイントの使用期限が4年なら長いのでは?とも思えますが、あまり使わない人には失効のリスクがつきまといますし、常に失効を意識させられるのは精神的にもプレッシャーです。生活上でdポイントを消費できない人は、思い切ってdポイントを持たないという選択もあると思います。【携帯電話がdocomoの場合は貯めやすい・使いやすい】dポイントはもともとdocomoポイントのことで、携帯電話がdocomoの場合は貯まりやすいポイントに化けます。このため、docomoユーザーはdポイントをメインにすると良いでしょう。また、毎月の携帯料金をdポイントで支払うこともできます。【出口戦略・ローソンのお試し引換券と交換】ローソンのロッピーにポイントカード(アプリは使えない)を通すと、定価の半額程度で商品が手に入る「お試し引換券」と交換できます。ただ、このテクニックは有名になり過ぎて、引換券がすぐ期限切れになるなど新たなストレスも発生しています。ローソンをはじめとする店舗レジでの支払いに使う方が楽です。■Pontaポイント・地味ながら手堅いポイントPontaポイントは派手さはないものの、楽天やdポイントのような期間限定ポイントがないため管理が楽です。また、提携するリクルートからさまざまなキャンペーンポイントが届きますが、興味がないサービスは無視でもOKです。【Pontaポイントの使用期限は延長されていく】Pontaポイントの使用期限は「最後に獲得・使用してから1年」という設定になっています。日常的に使っていれば半永久的に期限が延長され続けます。【auの毎月の支払いにも使えるが……ちょっと不便】Pontaポイントはdポイントの対抗として携帯電話のauと提携しています。auの毎月の支払いにも使えますが、6カ月分の支払いを都度申し込む形式が少々面倒で、出口の自動化は難しいです。【出口戦略・大量に貯めて一気に使うのもOK】Pontaポイントはdポイントと同様に、ローソンのお試し引換券と交換できます。ただ、期限の心配がさほどないポイントなので、数千~数万ポイントを貯めておいて一気に使うというやり方でも問題ありません。■Tポイント・他社に追い抜かれているがまだまだ現役Tポイントは、1983年から続くポイントカードの老舗です。有名である反面、競合の積極的なキャンペーンに押されて後塵を拝しています。【「貯めやすさ」は他社に遅れを取る】競合が長らく100円につき1ポイント(1%)であったのに対して、Tポイントは200円で1ポイント(0.5%)を貫いており、貯めやすさで他社に遅れをとっています。ただ、競合も最近は1%の設定が揺らいでおり、Tポイントと並び出しています。【クレジットカードのポイントをTポイントに交換しよう】お世辞にも貯めやすいとはいえないTポイントですが、もしお使いのクレジットカードのポイントがTポイントと交換できるなら、日常の支払いからTポイントを生み出すことができます。【出口戦略・ウエルシアで毎月20日に使う】有名な「ウエル活」というポイ活です。ウエルシアでは毎月20日に、Tポイントでの支払いを1.5倍換算にするキャンペーンを実施しています。たとえば、1500円分の買い物を1000ポイントで支払えます。Tポイントの出口戦略は現状、ウエル活の一択といえるでしょう。ウエルシアには親会社であるイオン製のプロテインバー(他社では150円近い商品を100円で販売)があるので、筆者はそれをよくウエル活で購入しています。なお、ウエルシアグループでは引き続きTポイントを利用できますが、Yahoo!ショッピングなど一部のサービスでは2022年3月31日(木)をもってTポイントの付与・利用が終了します。ヤフーサービスを中心にTポイントでポイ活している人は注意しましょう。■まとめ・使い方を覚えればポイ活はどんどん楽しくなりますポイントの使い方・出口戦略を中心にポイ活体験談をお話ししました。ポイ活は漫然と貯めるだけでは楽しみが見出しづらいです。実際に使って「得した!」と実感できると、どんどん楽しくなります。ぜひお試しください。文:セージ(@sage01211)漫画:ヤドカリコ(@yadokarikodayo)

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