スマホやタブレットなど1年にを何台買いました?2021年に個性派機種愛好家ライター・河童丸が購入した機種を振り返って紹介【コラム】 - S-MAX
すでに2022年に入って1カ月半が経ちましたが、当ブログメディア「S-MAX」をご覧のみなさまは今年に入ってスマートフォン(スマホ)やフィーチャーフォン(ケータイ)、パソコン(PC)などの種類を問わず“モバイルガジェット”をもう買いましたでしょうか?また買ったという方は何台買いました?筆者は今年に入ってからすでに紹介しているように2年弱前のクラウドファンディングのリワード品として「Astro Slide 5G Transformer」が到着していますが、まだ何ひとつ買っておりません。筆者のモバイルガジェットの購入動機としてはカメラや基本機能が優秀であったり、いろいろなことに万能な優等生的な製品よりも他があまり持ち合わせていないような個性や機能を有していたり、好みの形状・本体カラーが決め手となって買うことの方が多いです。そのためか、一般的なガジェットが好きな方とは少し異なるものを選びがちです。そんな筆者が2021年に購入したモバイルガジェットの中にも若干の個性が(良くも悪くも)目立つ製品たちがあるので、ちょっとした箸休めなネタ的に紹介していこうと思います。個性の目立つ挑戦的なものから、普通の人ではちょっとありえない動機から勢いで買ってしまったものまでありますので、楽しんでいただければ幸いです。【1月購入】・【AQUOS Sense4 Plus】(シャープ製:オープンマーケット版)購入動機はただ一つ、「手軽に使える画面のデカいスマホが欲しい」2021年に入って初めに購入したのはシャープのAQUOS Sense4 Plusで、前述の通り、「手軽に使える画面の少しでも大きなスマホが欲しい」というのが購入の理由でした。スペックとしてはチップセット(SoC)こそ、通常版のAQUOS Sense4と同じくSnapdragon 720G(Qualcomm製)ではあるものの、動作メモリー(RAM)が倍の8GB RAMに強化されているのがポイントです。6.7インチ大画面&8GB RAM搭載でステレオスピーカーまで積んでいて、比較的安価というのは魅力的。しいて言えばディスプレイがIGZO液晶でも有機ELでもなく、通常の液晶なのが惜しい点ですね。ディスプレイサイズも約6.7インチとかなり大き目で、2021年の上半期中は常に持ち歩いていました。5万円以下で購入可能な大画面スマホとしては数少ない選択肢になる1台のため、今でもサブ機としてよく利用しています。現行のAQUOS Sense6シリーズには本機の後継モデルが存在しないので、是非こちらのシリーズも新型が欲しいところです。【2月購入】・【Ai+(Smart 4G Wireless Phone)】(SUNSEA AIOT「日海智能」製:海外向け端末)イメージとしては「固定電話機+タブレット」な変化球端末2月にして、いわゆる「変態端末」の登場です。中国のSUNSEA AIOT(日海智能)というメーカー製の固定電話機型端末で、8インチのタブレットに受話器がセットになっています。固定電話代わりに設置して、電話やボイスチャットを付属の受話器で行うというのが、正しい使い方でしょう。受話器は専用のBluetoothヘッドセット扱いで、本体に載せることで受話器の充電を行います変わった使い道としては、バッテリーも搭載しているので持ち歩いて実際の携帯電話のように使うことも、タブレット端末として使うことも可能です。なお、Android端末ではありますが、中国向けの端末ということもあり、GMS(Google Mobile Service:GmailやGoogleMapなど、Google提供のアプリを利用するためのソフトウェア)は搭載されていないので代替えのAmazonアプリストアなど、Google以外のアプリストアを利用する必要があります。日本国内ではこのコンセプトの端末はほぼ見かけないことと、本体カラーが気に入ったのが購入したポイントでした。ちなみに、技適(技術基準適合証明や技術基準適合認定を受けた端末に貼られる技適マークのこと)の問題もあち、そのまま日本で使うわけにもいかないので、現在は自室でオブジェ的に飾ってあります。(オフ会などで海外通信キャリアのローミングSIMを利用してデモンストレーションすることはありますが)固定電話機型とはいえ、Androidなのでビデオ通話ができるようにインカメラも搭載です。(受話器持ってビデオ通話というのもなんだかヘンな感じですが)【4月購入】・【NANOTE P8(ナノート ピーエイト)】(R.W.C製:ドン・キホーテ「ありえ値ぇ情熱価格」シリーズ)スペックが大きく向上し、現実的なスペックになったNANOTEシリーズ第2弾3月は特に何も買いませんでしたが、4月にはディスカウントストアチェーンで有名なドン・キホーテのPB(プライベートブランド)のUMPC(Ultra Mobile PC)、「NANOTE P8」を購入。先代モデルの「NANOTE」は税別価格で2万円を切るという非常に安価なモバイルPCとして話題になりました。その後継モデルとなる「NANOTE P8」は(先代から引き続き、非常にクセの強い配列のキーボードとなっている点はともかく)CPU、動作メモリーなどが実用レベルの性能へのスペックアップしました。しかし、本体価格はそれに伴い上昇(税込み価格で32,780円)し、「性能の割には比較的お値打ち」くらいのバリュー感となっています。本機の問題点その1。かなり強引に詰め込んだ感のある配列と形状のキーボード。慣れないと操作に戸惑うこと請け合いですが、コレに慣れてしまうと一般的なキーボードに慣れなくなるというジレンマが…基本的な性能面は先代モデル比で非常に良くなったものの、専用の充電器(USB Type-C型)でないと充電ができない(先代NANOTEでは、一般的なスマホ用の充電器からも充電が可能だった)ばかりか、専用充電器は「12V/2.5Aで30Wをひたすらに出力し続ける」という、「うっかり他のスマホやタブレットなどに接続して充電すると非常に危険」なものとなっているので注意が必要でしょう。本機の問題点その2。付属の専用充電器の仕様。形状はUSB Type-Cだが絶対に本機以外に利用してはいけない注意が必要なものとなっています。とはいえ、先代NANOTEからは着実に性能も上がり、前モデルの不満点も改善されている(新しい不満点も出てきてしまっていますが)ので、次のモデルが出てくるようであれば、筆者としては是非チェックしたいとは思っています。・【TORQUE 5G Coleman LIMITED KYG01】(京セラ製:au向け)カモ柄の「特別な赤」。色も個性も筆者にドンピシャなスマホでしたau向け京セラ製のタフネスモデルなスマホ、「TORQUE 5G Coleman LIMITED KYG01」は発売日に新宿のau Style SHINJUKUにて契約無しの端末単体購入(移動機物品販売)で買いました。契約の紐づかない端末単体購入で予約限定モデルの購入を試してみようというのもあったのですが、無事に購入できましたね。筆者が購入したのはアウトドアメーカーのコールマン(Coleman)のコラボモデルで予約限定販売の特別版でした。真っ赤なボディにカモフラージュ柄、しかも超タフネスという強い個性に赤い端末カラーが非常にお気に入りの1台で、「SoC性能やゲームが快適に動く」ではなく「国内最高峰の頑丈さ」という物理面最強スマホとして、筆者のメインスマホの一つとして活躍中です。高い耐久性を武器にアウトドアに強いスマホであるTORQUEにアウトドアブランドのColemanとの組み合わせはタフネスモデルのコラボ先としては大正解ではないかと思います。【6月購入】・【AQUOS R6 SH-51B】(シャープ製:NTTドコモ向け)これまでのRシリーズから大きく変貌し大きな話題に。6月の発売日にはシャープのフラグシップスマートフォンの2021年モデル、「AQUOS R6」のNTTドコモ向けモデル(SH-51B)を購入しました。これまでアウトカメラに複数カメラを搭載していたAQUOS Rシリーズでしたが、本機ではドイツのカメラブランド、Leicaとの協業で開発した本機のカメラは1インチというスマホに搭載するカメラ用センサーとしては非常に大型のものを搭載し、本機用に新たに設計された歪みを等を抑えたLeicaのズミクロン(SUMMICRON)レンズを採用したシングルカメラとなりました。全力の一眼をスマホに載せるというこれまでのAQUOS Rシリーズのスマホとは全く異なるアプローチにより、(使い方に相当なクセの強さはあれど)これまでのスマホ向けカメラとは一線を画す精細美麗な写真が撮れる「カメラ全振り」なスマホへと進化しました。Leicaと協業で開発した1インチセンサー搭載のカメラはひと際目を引きます。これまでの万能機寄りだったAQUOS Rシリーズが「強烈な個性のカメラをもった挑戦的なスマホ」へと大きく変貌した最初の端末でもあります。気軽にバチバチと撮るではなく「撮るぞ!」という気持ちでじっくりと撮影をしていく攻めたスマホとして気に入っています。今年も出てくるであろう次期モデルが非常に楽しみにですね!【8月購入】・【OPPO A54 5G OPG02】(オウガ・ジャパン製:UQモバイル向け)・【moto g100】(モトローラ・モビリティ製:オープンマーケットモデル)OPPOのスタンダードモデルとモトローラのハイスペックモデルを検証目的で同時期に購入。こちらは5Gに対応したスタンダードモデル「OPPO A54 5G」5Gに対応したハイスペックモデル「moto g100」個人的な用事のため、9月に福岡へ帰省することとなったのですが、その際に「フェリーで福岡まで帰ることにして、道中、船上で5Gがどれだけ使えるか確かめてみよう!」と思い立って購入したスマホがこちらの2機種でした。KDDI系の5Gを試すのにOPPO A54 5Gを、ソフトバンク系の5Gを試すのにmoto g100をそれぞれ購入しています。(ドコモ系の5Gは前述のAQUOS R6を、楽天モバイルではTORQUE 5Gを利用していました)今回のコラムの内容から横道に逸れますが、フェリーの船内(窓際)・船上デッキなどにおいてはLTE(4G)、あるいは3G(W-CDMA)を掴むことはできましたが、5Gを掴むことはどの通信キャリアもありませんでした。(ちなみに3Gに落ちながらも一番の粘りを見せてくれたのはソフトバンク系(ワイモバイル)のSIMを挿したmoto g100でした。)その後、OPPO A54 5Gテザリング機能などを活用してモバイルPCなどをサポートするサブ端末に。基本性能が非常に高くゲームアプリも快適に動作するmoto g100は常時持ち歩きのメイン端末の一つとしてそのまま愛用しています。(船上でスマホ使ってみるテストはまたどっかでやりたいなぁ)・【Infinix Note 10 Pro】(Infinix製:海外モデル)非5Gながらも安価でアッパーミドル級以上のパフォーマンスをもつ大画面スマホまたもや国内では聞きなれない名前のスマホの登場です。Infinixは主にアフリカ大陸地域(eu圏など、他地域でも端末供給あり)などで大きな端末シェアをもつ中国のスマホ・携帯電話メーカー「伝音科技」のスマートフォンブランドの一つで、その中でもInfinixは若者向けのスマートフォンブランドとなっています。5Gネットワークにこそ非対応なものの、6.95インチというファブレット級の大画面にアッパーミドル級のSoCとしてMediatek Helio G95を搭載し、動作メモリーは8GB RAMと日本円にして3万円以下で購入可能なスマホとしてはコスパがいいだけではなく、大出力のステレオスピーカーを備えた動画視聴やゲームアプリ(ゲームによっては設定を標準くらいにする必要あり)の利用に向いたユニークな1台です。日本国内向けではないこともあり、言語設定に日本語が選べないなどの点もありますが、日本語IME(文字入力)アプリなどは問題なく利用できるため、機会があれば是非試してみて欲しいスマホではないかと思います。【9月購入】・【Uniherz Titan Pocket】(Uniherz製:クラウドファンディングリワード品)今となっては大変に貴重なBrackberryタイプのQWERTYキーボード搭載のストレートスマホ9月にはクラウドファンディングのリワード品としてUniherzのQWERTYキーボード搭載のストレートモデル「Uniherz Titan Pocket」が到着しました。本機は以前、クラウドファンディングで出資者を募り、無事に成立し、その後に一般販売もされている「Uniherz Titan」のコンパクト化された後継モデルで、昨年4月にクラウドファンディングが開始され、約半年後には出資者(筆者含む)の手に届きました。Blackberry OS搭載スマホの最終モデルであったたBlackberry Passportを彷彿とする正方形なディスプレイや、タフネスボディゆえにコンパクトモデルな割にかなりゴツイデザインなど、かなり特徴的なスマホですが、十分な基本性能を持っているおかげで思った以上に取り回しのいいスマホとなっています。いわゆる「Blackberryタイプ」と呼ばれる物理QWERTYキーボード搭載のストレート型スマートフォンは絶滅の危機に瀕しており、その中で登場したTitan Pocketはキーボードスマホ愛好家にとっては待望のスマホだったのではないでしょうか。キーボードはかなりこなれてきた感があるので、Uniherzには頑張ってQWERTYキーボード搭載モデルを継続していって欲しいところです。画面下の大きなベゼルなど、改善点もありますが、このあたりは今後の進化に期待したいところですね。(そして、個人的にですが、タフネスまでいかなくてもいいので、Blackberry Passport難民を救済するような軽量でパスポートサイズなキーボードスマホとか出して欲しいですね。)【12月購入】・【VIVO Y31s(紅玉色)】(VIVO製:中国向け端末)性能はエントリーモデル並。だけど筆者には買わなければならない理由があった最後も国内未発売のスマホ。しかも性能的にはSnapdragon 480搭載のエントリーモデルです。では、なぜ筆者はコレを買わなければならなかったのか。それは「本体カラー」にあります。VIVO Y31Sは中国向けの本体カラーに「紅玉色」をラインアップしており、その鮮やかな色遣いは筆者のハートを鷲掴みにして離さないのはもはや運命でした。鮮やかにして上品。紅玉の名に相応しい輝きをもつ美しい本体色。そうです。筆者はこのスマホを「使うのではなく、愛でる用」に買ったのです。筆者は個人的趣味ですが、「赤いガジェット」が好きで、これまでも普段手を出さないような端末でも「本体カラーが赤・レッド」というだけで心動かされてしまい、ついつい買ってしまうことがあります。そのため、日本で発売されていない端末でも気に入った赤いスマホやケータイなどがあるとついつい買ってしまうのです。見とれるほどに美しい。胸に抱きたくなるほど愛おしい。その鮮やかな紅色が筆者の胸を焦がします。基本性能はミドル~エントリーレベルですし、GMS非対応のGoogle関連サービス非対応なスマホですが、眺めるだけで満足なスマホとして買って悔いなし!な1台なのです。(ちなみにVIVO社自体はOPPOとは出自が異なるものの同じ企業グループの系列会社だったりします)というわけで、筆者が2021年中に自腹で購入した端末は全部で10台でした。それほど多くはなかったかなー、という感じでしょうか。まだ筆者は2022年になってからは何も買っていませんが、もうしばらくすると大手通信キャリアなどが春~夏のモデルも発表もあるでしょうし、なんなら先日発表されたサムスンエレクトロニクスのフラグシップスマホ「Galaxy S22 Ultra」のukモデルには本体カラーのレッドがあることが確認されたので、そちらも興味があります。安価なスタンダードモデルのスマホでも5G対応モデルが中心になってきた中での2022年、スマホだけでなく、タブレットやモバイルPCなど、5Gのネットワークに対応したまだ見ぬ新しいガジェットが楽しみですね!記事執筆:河童丸■関連リンク・エスマックス(S-MAX)・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter・S-MAX - FacebookページTweet