楽天モバイルで契約者の名義変更を行う方法・手順を解説!その際の注意点も紹介します!

楽天モバイルには、データ通信量が1GB未満であれば月額料金が0円になる魅力的な料金プランが用意されています。

しかし、プランを適用するには同一名義に対して一回線のみという条件があるため、他キャリアで家族の名義を借りていた人や、スマートフォンを譲渡してもらう人は名義変更してから利用しなければなりません。

名義変更の手続きをした人からは「手続きの仕方がわかりにくい」「手続き完了までに時間がかかる」といった声も聞かれます。

そこでこの記事では、楽天モバイル名義変更の手順や、注意したいポイントなどを解説していきます。この記事を読めば、楽天モバイルの名義変更について理解できるので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

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Rakuten UN-LIMIT VIのプラン料金

まず初めに料金プランの紹介です。

楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VIプラン」は、使用するデータ量ごとに月額料金が変わるシステムです。1GB未満であれば無料、3GBまでは1,078円(税込)、20GBまでは2,178円(税込)、それ以上は無制限となり3,278円(税込)で利用できます。

データ利用量1回線目2〜5回線目
1GBまで無料1,078円(税込)
3GBまで1,078円(税込)1,078円(税込)
20GBまで2,178円(税込)2,178円(税込)
無制限(楽天回線エリア内)3,278円(税込)3,278円(税込)

※2021年11月時点の情報です。

しかし、このプランの1GBまで無料を適用するには「同一名義に対して一回線のみ」という条件があり、他キャリアを家族名義で利用していた人は名義変更しなければなりません。

そのため、名義変更の手続きをしない場合は、2回線目以降は1GB未満でも1,078円(税込)の料金がかかってしまいます。

動画やネットをあまり使用しない人やWi-Fiが整った環境にいることが多い人などは、このプランを適用させることによって月々お得にできるため、名義変更してからの利用がおすすめです。

楽天モバイルで契約の名義変更を行う方法・手順

楽天モバイルで契約の名義変更(譲渡)を行うには、6つの手順で手続きを進めていきます。

1:申し込みに必要な提出書類を揃える

まず、名義変更の申し込みに必要な「契約者情報登録・変更申請書」「委任状」「本人確認書類」などの提出書類をそろえましょう。「契約者情報登録・変更申請書」は楽天モバイル公式ホームページのお客さまサポート・契約者変更手続き(譲渡・承継)からダウンロードできます。

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「契約者情報登録・変更申請書」「委任状」

楽天モバイル公式ホームページから「契約者情報登録・変更申請書」「委任状」をダウンロードできます。1枚目:対象回線の契約者情報・新しく契約者となる方の情報2枚目:委任状・対象回線の契約者情報・代理人情報3枚目:名義変更書類の送付先

ダウンロードした書類は1枚目と2枚目の両方の提出が必要です。2枚目には「委任状」も含まれるため、漏れなく記入しているかよく確認してください。また、「委任状」の有効期限は作成日より3か月以内です。

「本人確認書類」

「本人確認書類」は契約者と譲渡される人、両方の書類が必要です。「本人確認書類」として認められている書類は次のとおりです。

<1点だけで確認可能>- 運転免許証- 運転経歴証明書- マイナンバーカード(個人番号カード)- 精神障がい者保健福祉手帳- 療育手帳

<補助書類が必要>- 身体障がい者手帳- 健康保険証- 日本国パスポート- 住民基本台帳カード

<外国籍の方>- 在留カード- 特別永住者証明書

※補助書類:公共料金領収書・住民票・届出避難場所証明書のいずれか(発行から3か月以内であること)

楽天モバイルで契約者の名義変更を行う方法・手順を解説!その際の注意点も紹介します!

運転免許証やマイナンバーカードなどがあれば、1点のみで本人確認書類として使用できます。健康保険証やパスポートなどの場合は、1点のみで証明できないため公共料金か住民票を補助書類として提出してください。

2:提出書類が揃ったら書類を郵送する

「契約者情報登録・変更申請書」「委任状」「本人確認書類」の提出書類が揃ったら、次の住所へ郵送します。※郵送にかかる送料は自己負担です。

〒158-0094東京都世田谷区玉川1-14-1

また、公式ホームページからダウンロードした書類の3枚目にも住所が記載されています。用紙を切り取ればそのまま郵便物に貼り付けられるので、こちらを使用するといいでしょう。

3:簡易書留にて本人確認の手続きのお知らせが届く

郵送された書類をもとに名義変更の審査を行います。審査に通過した場合は、新契約者の住所宛に転送不要書類「本人確認手続きのお知らせ」が届きます。簡易書留の書類は本人が受取れなかった場合、「本人確認手続きの未完了」とされてしまうため注意してください。

書類の不備や記載漏れなどで審査未通過となったときは、旧契約者宛に書類再提出のメールが届きます。書類が郵送されてこない時は、SMSやメールを確認しましょう。

4:ご契約者変更に関するメールが届き、指示に従い名義変更手続きを行う

新契約者へ郵送された「本人確認郵便」の受け取り確認後、旧契約者へ「楽天モバイル・ご契約者変更について」のメールが届きます。

メールを確認し、手順にそって手続きを済ませましょう。

5:手続き完了のメールを受け取る

名義変更を楽天モバイル側で確認し、すべての手続きが完了すると旧契約者のアドレスにメールが届きます。新契約者はmy楽天モバイルからログインし、契約者情報を確認してください。

6:利用開始!

こちらで、名義変更の手続きは完了です。新契約者は利用開始前に端末の初期設定を済ませましょう。初期設定の方法は次のURLから確認できます。

初期設定方法はこちら

また、旧契約者は「スマホ交換保証プラス」「故障紛失保証with AppleCare」「楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム」などの見直し・解約を行いましょう。オプションサービスの変更・解約しなければ、継続扱いとなり旧契約者へ請求されるので注意が必要です。

契約者名義変更(譲渡)の手続きに関する手数料

楽天モバイルの名義変更では、手続きの種類によって手数料の料金が異なります。

<契約者名義変更の手数料>- 改姓や改名(自身の名義変更):無料- 譲渡(他人の名義を変更):3,300円(税込)- 承継(亡くなった人からの変更):3,300円(税込)

上記のような理由で名義変更する場合は手数料がかかりませんが、他人の名義から変更する「譲渡」では、3,300円(税込)の手数料が発生します。この料金は家族間でも同様です。手数料は名義変更後、新しい契約者へ請求されます。

なお、名義変更の申し込みは郵送のみ対応しているため、郵送費用もかかることを覚えておきましょう。

契約者名義変更(譲渡)によくあるパターン

契約者の名義変更(譲渡)によくあるパターンを「家族間」「第三者間」で紹介します。

家族間での手続き

親名義の電話番号を子供に譲渡、三親等内で電話番号を譲渡・譲り受ける場合

<よくあるパターン>

名義変更後にスマートフォン利用料金の請求が新契約者へ移りますが、子供が18歳未満の場合は本人名義以外のクレジットカードや口座が登録可能です。家族複数人の支払いを一人の契約者が行いたいときは、家族カードを利用すると便利になります。

第三者間での手続き

個人間で第三者に電話番号を譲渡・譲り受ける場合

<よくあるパターン>- 自身の契約で恋人のスマートフォンを契約したい- 使わなくなったスマートフォンを友人に譲りたい

「第三者間」でも契約者名義変更の手続き方法に変わりはありません。ただし、保証オプションの解約が必要なことや、名義変更月は新契約者・旧契約者の両方に料金がかかることを覚えておきましょう。

楽天モバイルで契約者の名義変更を行う際の注意点

楽天モバイルで契約者の名義変更を行う前に注意したいポイントを解説します。名義変更手続きを始める前に次の2点を確認しておきましょう。

異なる名義でのMNP乗り換えができない

楽天モバイルでは他のキャリアから名義変更する際、異なる名義でのMNP乗り換えができません。契約者が同一ではない場合の名義変更には注意が必要です。

たとえば、夫の名義を使って妻や子供のスマートフォンを契約している場合、夫は自身の名義なため乗り換えが適用されますが、妻と子供は転出前のキャリアで名義変更してから乗り換えなければなりません。

家族全員分のスマートフォンを一人が契約しているときは、すべて契約を名義変更してから乗り換えることを覚えておきましょう。

また、転出前のキャリアによっては名義変更に手数料がかかったり、本人以外の名義変更自体を受けつけていなかったりする場合があります。契約内容はキャリアによって異なるため、乗り換えを考える前にチェックすることをおすすめします。

名義変更手続きには時間がかかる

「楽天モバイルの名義変更が完了しない」「手続きに時間がかかる」などの声が多く聞かれます。

理由として、楽天モバイルでは名義変更の手続きを書面でしか行っておらず、ネットや対面での手続きは不可であったり、手続きに必要な工程が多いことが関係しています。上述したように、名義変更するには書類をダウンロードし、契約者情報の記載と委任状・本人確認書類を郵送しなければいけません。

名義変更の手続きが完了後は審査に2週間ほど、変更手続きに2週間ほど必要です。

そのため、早めに手続きを開始することを心がけましょう。

まとめ

この記事では、楽天モバイルの名義変更の手順や、その際に注意したいポイントを解説しました。今回、紹介した内容をまとめると次のとおりになります。

楽天モバイルは一人で5回線まで契約ができますが、「Rakuten UN-LIMIT VIの1GBまで無料プラン」を適用するには、名義変更して一人ひとりが契約者となることが必要です。

しかし、名義変更するには郵送手続きしか方法がなく、手続き完了まで1か月以上かかるケースが少なくありません。また、名義変更(譲渡)には手数料が3,300円(税込)がかかります。

このように、楽天モバイルの名義変更には時間や手間がかかりますが、「Rakuten UN-LIMIT VIの1GBまで無料プラン」を適用すれば、他のキャリアに比べてお得に利用できるでしょう。名義変更するときは、注意点もチェックしてから手続きをしてみてください。

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<参考サイト>楽天モバイル 公式ホームページ

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