側面までディスプレイな曲面スマートフォンGalaxy Note Edge来たる

斬新な形状。

IFAで開催中のサムスンのアンパックイベントで、華々しく登場したGalaxy Note 4と共にさらっと紹介された「Galaxy Note Edge」。今までLGなどから出てきた曲面ディスプレイとは違う形の「曲がった画面」を搭載して本体側面でも操作できる面白い端末です。米ギズのDarren記者が早速ハンズオンしてきたので紹介しますね。

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Galaxy Note EdgeはGalaxy Note 4のプレミアムラインに相当する端末で、基本的なスペックは一緒です。1,600万画素のカメラ、Sペン、Snapdragon 805プロセッサ、QHD解像度の有機ELディスプレイに3,200mAhのバッテリーが搭載されています。唯一の違いは本体右側の曲がったスクリーン。もちろんベゼルなんてありません。まさに今まで夢見てきた「未来のディスプレイテクノロジー」ですね。

有機ELディスプレイの大きさは5.6インチですが、ディスプレイが折れているために正面から見ると少し小さく見えます。電源ボタンは右側でなく本体上部に移動。そして側面のスクリーンにはまるで株価を表示するティッカーのように動作します。左側にスワイプすることで表示内容をぐるぐる変更でき、「Twitterのトレンド・スポーツのスコア・ニュースヘッドライン・株価」などを表示可能。あと、お気に入りのアプリを登録しておくこともできますよ。

カメラアプリやSノートアプリでは側面部をツールボックスとして利用することもできます。まるでPCでデュアルモニターを利用しているような感じですね。

側面までディスプレイな曲面スマートフォンGalaxy Note Edge来たる

またスタンバイモードでは、本体側面は低消費電力な「Night Clockモード」として動作し、時刻に通知を表示させることもできます。通勤電車でちらっと情報を見るのに役立ちそうな機能ですね。左利きの人のために画面の上下を逆転させる事もできますが、ホームボタンやヴォリュームボタンの場所は変わらないので使いやすいといわれると微妙かも…。

ハンズオンでは本体を握った時に側面ボタンの誤動作が起きるかどうかが気になったのでいろいろ試してみたのですが、とくに問題はありませんでした。その他のアプリがこの側面ディスプレイを利用するには独自のSDKを利用する必要があります。サムスンはSDKを使うのはそんなに難しくないよと言っていますが、どれくらい市場に出てるアプリが対応するのかは未知数です。

Galaxy Note 4 EdgeはアメリカではAT&Tとベライゾン、スプリント、T-Mobileが取り扱いを予定しています。価格と登場時期は未定ですが、Galaxy Note 4よりも高くなるでしょう。プレミアムモデルですからね。これまでSF映画の世界でよく見てきた折れ曲がった曲面ディスプレイを搭載したGalaxy Note 4 Edge、今後のトレンドとなることはできるのでしょうか?

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今までのディスプレイの概念を変えうるデザインですね。まさか側面にも機能を持たせるなんて思ってもいませんでした。日本でも発売されるといいな…。

Darren Orf - Gizmodo US[原文]

(塚本直樹)

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