「MicrosoftとQualcommの独占契約が間もなく終了」報道を考える:Windowsフロントライン(1/2 ページ)

間もなくQualcommの「Snapdragon Tech Summit 2021」が開催される。これは筆者が最後にリアル取材した2019年のものだ

3歩進んで2歩戻る「Windows on Arm」の歴史

<2019年以降はラインアップを「Snapdragon 8cx Compute Platform」「Snapdragon 8c Compute Platform」「Snapdragon 7c Compute Platform」の3つに分割し、特に最上位のSnapdragon 8cxはプレミアモデルとして2020年に「Snapdragon 8cx Gen 2 5G Compute Platform」と名称を変更し、特に5G対応をアピールするようになった。これにより、ハイエンドでは性能を追いかけつつ、普及価格帯のラインアップを拡充したことになる。後述する、次の世代へのシフトを意識した動きだったのかもしれない。

Snapdragon Tech Summit 2019で発表された3つのPC向けSoC。ラインアップ分割にはQualcommの普及価格帯への食い込みと、「ハイエンドSoCのポジションと価格帯維持」の狙いがあるとみられるQualcomm TechnologiesのCompute製品を担当するミゲル・ヌネス(Miguel Nunes)氏が手に持つのは3つの製品のSoC

Qualcommの本当の狙い

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