ルーターと直挿し型中継機で3万円、バッファローがメッシュWi-Fiのスターターキット「WRM-D2133HS/W1S」発売

 株式会社バッファローは、メッシュWi-Fiブランド「AirStation connect」シリーズの新製品として、セキュリティ機能搭載のデュアルバンドWi-Fiルーターとコンセント直挿し型の専用中継機をセットにした「AirStation connectスターターキット WRM-D2133HS/W1S」を6月上旬に発売する。市場想定価格は3万円前後。

 いずれもWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)対応となるメッシュWi-Fiルーター「WRM-D2133HS」と中継機「WEM-1266WP」1台のセット。同シリーズの「WEM-1266」など、中継機は計9台まで増設できる。

「WRM-D2133HS/W1S」

 AirStation connectでは、ルーター1台では電波の死角がある環境で、中継器を複数台組み合わせ、家中どこでも電波が届くメッシュWi-Fiの環境を構築できる。

 WRM-D2133HSは、最大転送速度1733Mbps(5GHz帯)または400Mbps(2.4GHz帯接続時)で、5GHz帯用に2本、5GHz/2.4GHz帯共用に2本のアンテナを内蔵する。日本国内の主要なIPv6インターネット接続サービスに対応する点も特徴。

ルーターと直挿し型中継機で3万円、バッファローがメッシュWi-Fiのスターターキット「WRM-D2133HS/W1S」発売

 本体上面には3つのLEDとAOSSボタン、背面にはWAN×1、LAN×3の各ポートを備える。本体サイズは90×175×125㎜(幅×高さ×奥行)、重さ約745g。

 WRM-D2133HSが搭載するセキュリティ機能「ネット脅威ブロッカー」は、セキュリティベンダーであるKaspersky提供のセキュリティ脅威情報を用いる株式会社デジオンの組み込み機器向けサービス「DiXiM Security Powered by Kaspersky」を採用。

 ウイルスへの感染や不正な通信が疑われる機器の通信を遮断する「情報漏洩ブロック」、外部からのアクセスポートを開放するUPnPへのポート開放要求を監視し、侵入の危険性を持つものを遮断する「危険UPnPブロック」、フィッシングなどのネット詐欺や、ウイルスなどが仕込まれた悪意あるウェブサイトへのアクセスを遮断する「悪意サイトブロック」、端末ごとにインターネット利用時間を制限できる「キッズタイマー」の各機能を搭載。

 加えて、コンテンツフィルターPlusやプッシュ通知、利用時間統計、リモートアクセスなどの機能が利用できる「ネット脅威ブロッカー Premium」の1年間無料ライセンスが付属する。

 もう一方のWEM-1266WPは、隣り合うコンセントの差し込み口を塞がず設置できる中継機で、最大転送速度は866Mbps(5GHz帯接続時)または400Mbps(2.4GHz帯接続時)。アンテナは5GHz帯用に2本、2.4GHz帯にも2本を内蔵する。

 本体左側面にAOSSボタン、右側面にリセットボタンを装備する。本体サイズは137×48×83mm(幅×奥行×高さ)、重量約190g。

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